《学内レポート》芸術学部が2018年度新入生のフレッシャーズキャンプを実施

芸術学部では2018年度新入生を対象に、2018年4月5日（木）、6日（金）の2日間、「フレッシャーズキャンプ」を実施しました。
このフレッシャーズキャンプは、新入生の大学生活の第一歩として、教員、上級生とともに宿泊研修を行い、新入生同士の交流を深め、今後の学習環境の基盤を築くことを目的としています。

コース別に行われたキャンプの内容をご紹介します。

【アニメーション・キャラクターデザインコース】
兵庫県神戸市で北野異人館を見学しました。その後宿泊施設での全体研修を行い、グループに分かれて行動予定を立て、翌日は竹中大工道具館、ハーバーランド、南京町、カワサキワールド、神社巡り、海洋博物館など幅広く神戸の施設を見学しました。

▼兵庫県の神戸北野異人館を見学

【マンガ・デジタルアートコース】
大阪成蹊学園びわこセミナーハウスにて、特別ゲストに声優の野田順子氏を迎え、コミュニケーションに関する講義を通して表現方法の多様性を学びました。その後、クロッキー大会、スケッチ・写生に関するワークショップの開催を通じて学生同士の交流を図りました。
また滋賀県湖畔の佐川美術館を見学し、芸術の奥深さを学びました。

▼声優の野田順子氏による特別講演の様子

▼スケッチ・写生に関するワークショップの様子

【ビジュアルデザインコース/イラストレーションコース合同】
島全体にアート作品が点在する「直島」を訪れました。古い家屋を改修し、アーティストが家の空間そのものを作品化した家プロジェクトや、作品と建築・展示空間が一体となった地中美術館を中心に見学を行いました。

▼香川県のアートの島「直島」を見学

【テキスタイル・ファッションデザインコース】
今後の授業で行う「リサーチブック」の作り方について学び、、見学先にて各自の視点で実際にスケッチ、スクラップをおこないました。
中原淳一展、国立近代美術館、井筒衣装工房、田中直染料店、ちいさな藍美術館、かやぶき美術館を訪れ、職員や学芸員の方からの専門的な説明をもとにレポートを作成しました。
また、研修中に探し出したアイデアからトートバックのデザイン画を作成し提出しました。

▼見学先でのスケッチ、スクラップをまとめたリサーチブック

【インテリア・プロダクトデザインコース】
京都の伝統建築、現代建築、家具・工芸品などを見学しました。本山興正寺では、一般公開されていない場所に入れて頂き、門主、僧侶から寺院の経緯、建築様式、内部の造作などについて説明を受けました。その他、河井寛次郎記念館、ハイアットリージェンシー京都、京都陶磁器会館、TIMES、旧三井家下鴨別邸に立ち寄り、説明を受けてスケッチを行うことで、背景にある文化や歴史についての理解を深めることができました。

▼京都府京都市の旧三井家下鴨別邸を見学

【美術コース/表現教育コース合同】
二条城の障壁画模写室を特別に見学し、長年にわたり模写に携わる大野俊明氏から貴重な話を聞きました。また、京都文化博物館で開催中の「ターナー展」、智積院の障壁画、三十三間堂も見学し、今京都で見ることのできる様々な美術を堪能する機会となりました。

▼京都府京都市の二条城を見学