OSAKA SEIKEI TOPICS
2022.10.03
お知らせ
研究所
スポーツイノベーション研究所が主催(共催:株式会社セレッソ大阪)する公開講座、 スポーツイノベーションアカデミー第3期の第2回「マーケティング・スポンサーシップ」が、9月29日(木)に、オンラインで開催されました。
同アカデミーは、スポーツイノベーション研究所の活動の一環として、一般の方を対象に2020年度より開催しています。
この第3期は約20名の受講生をお迎えし、スポーツチーム・クラブのスタッフ、スポーツ施設の設計、アスリートのマネジメントなどスポーツビジネスに直接携わる方々から、今後スポーツ関連のビジネスへの転進を志す方々まで多彩な顔ぶれです。
今回は、ゲスト講師として、Jリーグ事務局長、日本サッカー協会特任理事、株式会社東京ヴェルデイ代表取締役社長を歴任された羽生英之氏、ならびにセレッソ大阪事業部部長の猪原尚登氏にご登壇いただきました。
(主な内容)
・講義:羽生英之「Jリーグ型地域密着とマーケティング」
Jリーグ草創期から現在に至る歩みを検証しながら、「地域密着」の浸透プロセスが紐解かれました。また、感動・興奮、地域アイデンティティなど「無形資産」に価値の源泉があるJリーグクラブは、「どのように見られるか」を自ら定義するブランディングの重要性の指摘がなされました。
・講義 :猪原尚登「セレッソ大阪のマーケティング戦略」
顧客データベースのプラットフォーム導入の効果もあり平均来場者数が上昇基調に乗ったところで発生したコロナ禍。スタジアムを再び満員にするために、休眠層からコア層まで綿密なセグメントに基づくマーケティング施策のPDCAサイ クル例を中心とする実践的な講義が展開されました。
・対談ディスカッション
Jリーグクラブで近年目立つ「オーナーチェンジ」(経営体制の転換)に伴うクラブ理念の継承や、顧客セグメントに拠らず共通するクラブ価値とは何か? さらに受講生から、クラブ理念の差別化やスポンサーとクラブ連携の独自プロジェクト(スポンサーアクティベーション)のあり方などの質問が出され、多彩なディスカッションが交わされました。
次回は10/13(木)に「クラブ経営戦略」と題する回を開催予定です。