OSAKA SEIKEI TOPICS
2019.03.28
メディア掲載
経営学部
マネジメント学部の東出加奈子准教授の研究著書『海港パリの近代史―セーヌ河水運と港―』が第44回交通図書賞奨励賞を受賞しました。 「交通図書賞」は、公益財団法人交通協力会によって「交通に関する優秀図書を選定し、広くこれを推奨することにより、交通知識の普及と交通従事者の教養の向上に資する」ことを目的として、1975年に制定され、今年で44回目を迎えた伝統ある賞です。
受賞候補図書の事前審査を経て、審査委員会において慎重な討議が行われ、東出准教授の著書は、ヨーロッパ屈指の大都市・パリの経済発展の経緯などセーヌ河の舟運を体系的にまとめた労作として受賞図書に選ばれました。
東出准教授はフランス近代史を専門としており、都市史と交通史の観点からアプローチしたパリの人口および物資の増加を背景としたセーヌ河舟運の研究成果が高く評価されました。
2019年2月放送のNHK「ブラタモリ」のパリ編「~なぜパリは“華の都”になった?~」では、その研究の知見をもとに番組制作の協力も行いました。