OSAKA SEIKEI TOPICS
2025.07.28
お知らせ
経営学部,食ビジネスコース,産官学連携
2024年7月14日(月)、経営学部 経営学科 食ビジネスコースでは「食品安全マネジメント(担当:伴 みずほ准教授)」の授業で日本ハム株式会社から講師をお招きし、特別講義を実施しました。
【講師】
日本ハム株式会社 中央研究所 所長 岩間 清氏
【講義の主な内容】
「食の安全・安心への取り組み~新たな食糧問題への取り組み~」
■持続可能な食料生産とは
・畜産の課題
・日本の食料自給率
■たんぱく質の安定供給のための取り組み
■新たんぱく質の研究開発
■ニッポンハムグループの品質保証
■食品の安全性について考える
・地球温暖化による変化の考察
・代替肉や培養肉にはどんな課題があるか
・新たんぱく質の市場予測
・HACCPとは
▲日本ハム株式会社 中央研究所 所長 岩間氏
▲たんぱく質の安定供給のための取り組み
▲学生たちはメモを取りながら熱心に聞き入っていました
▲昆虫食や培養肉、3Dプリンター食品など新しい食品のイメージについて
▲グループワーク「培養肉をどうしたら安心してもらえるか」
安心感を与えるネーミングについて話し合い、発表しました。
参加した学生からは
「世界人口が増加していくなか、たんぱく質の安定供給が課題になっていることや、日本ハムさんが単なる商品開発だけでなく、新しいたんぱく質の研究開発にも取り組んでいることを凄いと思いました。」
「今後も代替たんぱく質の市場規模は拡大すると予測されていますが、新たんぱく質について消費者に正しく認知してもらい、許容してもらう必要があると感じました。」
「品質保証とはルールや仕組みだけではなく、それらを誠実に守り改善し続ける人々の力によって成り立っているのだと実感しました。食の安全と安心というのは異なること、科学的に安全でも消費者に安心を提供することの方がより難しく大切なことを学びました。」
などの感想が寄せられました。
「食品安全マネジメント」では、消費者が口にする食品の安全と安心を、農場から食卓までのあらゆる場面において、確保するための管理方法を学びます。
安全性を確保するのと同時に、その科学的根拠を十分に示し、消費者が安心感を持てるようにすることを可能にするための方法を学びます。
経営学部 経営学科 食ビジネスコースは経営学・食物学・情報学の3領域からなる文理融合の学びにより「食」のマネジメント力を養います。食品・飲料メーカー、百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアや外食・中食産業、農業法人、商社など、食関連のさまざまな分野でマネジメント力を発揮し、活躍できる人材を育成しています。
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