大阪成蹊大学データサイエンス学部では、カリキュラムの学びを越えて、学生たちが自由な発想で自身の興味のあるテーマを深堀しイノベーションの創出をめざす「データサイエンス学部クリエイティブラボ(自主ゼミ)」を行っています。
この取組みではテーマごとに有志の学生が集い、研究活動に挑戦しています。
今回は「スポーツ×データサイエンス」をテーマにしたクリエイティブラボ(自主ゼミ)の様子をご紹介します。
この自主ゼミでは、スポーツ分野での応用が期待される「視線計測技術」をテーマに学習。
学生たちはまずはこの技術に親しむために、簡単な題材から実際にデータ計測と分析に取り組んでいます。
前回の自主ゼミでは「間違い探し」の画像を題材にし、学生達は時間を区切って2つの画像を見比べて、各人がどのように視線を動かしているかをアイトラッカーで計測。参加学生6名分のデータを取得しました。
【前回までの様子】
今回は、前回に引き続き、「間違い探しの視覚的探索研究」を実践。
間違い探しが得意な人の視線の動かし方の特徴を明らかにすることを目標とします。
まず、取得したデータをよりわかやすく分析に使える形にするために、動きのある視線データを、間違い探し用メニュー画像にプロットして可視化していきます。
また、作業をしながら、一人ひとりの実験データを表に整理し比較。見つけた間違いの個数などや画像を見た順番を確認し、特徴を探りました。
同時に、学生間で、より多くの間違いを見つけ出した人とそうではない人を比較するべく、各人が何を意識しながらメニュー画像をみていたかをヒアリング。
画像をしらみつぶしにじっくり見た人もいれば、ぱぱっと視線を動かした人もいました。
ヒアリング後、実際にそのように見ていたかを、可視化したデータをスクリーンに映し全員で確認。
データ可視化のソフトウェアを扱いながら、視線を動かした順番や注目した時間の長さを、画像上で数値や色で表したりしました。
大阪成蹊大学データサイエンス学部クリエイティブラボではスポーツとデータサイエンスの掛け合わせの面白さを探究すべく、今後も研究活動を重ねていきます。
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