経営学部 経営学科 食ビジネスコースでは、産学連携PBL(Project-Based Learning:課題解決型学修)に力を入れています。今回、ニッポンハムグループの中日本フード株式会社 経営戦略室 マーケティング課 課長 森 順二氏、主幹 岡本 彩花氏とスタッフのご協力のもと学外授業を実施しました。
2024年6月8日(土)、食ビジネスコースの2年生が特別授業※1とグループワークにより考案した4種類のオリジナル弁当の試作体験を行うため、同社阪神営業部のテストキッチン『Food Futures Lab』を訪問しました。
▲オリジナル弁当の試作体験の様子
▲料理の特長を発表した後、試食をして改良点などをディスカッションしました
学生たちは4つの班に分かれ、 考案したオリジナル弁当のレシピに従い、実際に試作を行いました。野菜と肉のカットの仕方から彩りやボリューム感の出方、スチームコンベクションオーブン※2による加熱調理、最適な味付けや盛りつけなどについて体験しました。試作後はお互いに試作品を試食して、今後の改良点などをディスカッションしました。
参加した学生からは、
「自分たちが最良だと思って考えたメニューでも実際作ってみたら沢山の課題が見つかりましたが、みんなで意見を出し合って違う考えや味覚の違いを活かして改善できたと思います。試作がこんなに大変だとは思っていませんでしたが、同時にこんなに楽しいとも思っていなかったので、とてもいい経験になり良かったです。」
「この学部に入った理由の1つとして試作などをして実際に店頭で自分たちが作った商品を販売したいと思っていたので、この試作体験はとても貴重でやりたかったことを1つ叶えられて嬉しかったです。将来もこういった仕事に就きたいなと改めて実感できた実習でした。売場実習が楽しみです!」
などの声が寄せられました。
これから学生たちは、オリジナル弁当のレシピ改良やPOP作成、接客技術の修得などに取り組み、7月6日(土)に佐竹食品株式会社のスーパーマーケット「Foods Market Satake」久宝寺駅前店と岸辺駅前店にご協力いただき売場実習を行い、学生たちが4種類のオリジナル弁当の販売に臨みます。
※1 経営学科 食ビジネスコースが中日本フード株式会社を特別講師にお招きし、商品開発の課題に取り組みました(過去の記事は
こちら)
※2 スチームコンベクションオーブン(略して「スチコン」)は、熱風と蒸気を利用し自動で蒸す・焼く・煮るなどの調理ができる業務用の加熱調理機でスーパーマーケット等でも使用されています。
経営学部 経営学科 食ビジネスコースは経営学・食物学・情報学の3領域からなる文理融合の学びにより「食」のマネジメント力を養います。食品・飲料メーカー、百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアや外食・中食産業、農業法人、商社など、食関連のさまざまな分野でマネジメント力を発揮し、活躍できる人材を育成しています。
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