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芸術学部 ビジュアルデザインコースの学生が制作・応募した3作品が「第55回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部 金の卵賞」グラフィック部門で入選

2024.05.13

お知らせ

芸術学部

芸術学部 造形芸術学科 ビジュアルデザインコース(2023年4月よりグラフィックデザインコースに改称)の学生が制作・応募した3作品が、「第55回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部 金の卵賞」グラフィック部門で入選しました。
 

【「毎日・DAS学生デザイン賞」について】
毎日新聞社と一般社団法人総合デザイナー協会DASが主催で、1968年から開催されており、大学生や専門学校生がデザインの感性や創造力を競うコンペティションです。
主催:毎日新聞社、一般社団法人総合デザイナー協会(DAS)
協力:サントリーホールディングス
後援:経済産業省

受賞した3作品をご紹介します。

■佐藤 銀さん(ビジュアルデザインコース 2024年3月に卒業し、株式会社博報堂DY ONEにデザイナーとして就職:在学中に制作・応募)
 
作品タイトル:「WHICH WILL WIN」

○制作意図
福田繁雄のデザインにはユーモアが必要という考え方を元に、ユーモアの要素を「じゃんけんの勝ち負け」という形で取り入れた反戦ポスターを制作した。そして、じゃんけんを使って表現したのには、ユーモア要素を取り入れるという理由以外に、三すくみの関係から生まれる、勝っても次の手に負けてしまうという永久性が、「戦争は自分に返ってくる」ことや「繰り返してしまう愚かさ」を訴える反戦ポスターとの親和性があると感じたためである。近年、ロシアのウクライナ侵攻をはじめとした戦争が世界で問題になっている。そのような現状の中で、改めて戦争に対する啓発を行うことに意味があると考えた。そして、戦争というネガティブな問題だからこそ、ユーモアでポジティブに意識変容することを目的とした。






■藤田 美晴さん(ビジュアルデザインコース 2024年3月に卒業し、株式会社ITPコミュニケーションズにデザイナーとして就職:在学中に制作・応募)

作品タイトル:「muku」

○制作意図
手間がかかり、面倒臭い印象を与えている香に気軽に触れることができるブランド「muku」を制作しました。香の文化に触れることができ、日本の思いやりから「想う」をコンセプトにしています。香りで季節を送ることから相手を、心身の疲労を和らげることから自分を、日本の伝統的な香の文化を忘れないように歴史を想うことから「想うお香」をタイトルにしました。ロゴのシンボルマークはomouokouのoの部分を繋げたもので、香から出る煙を表しています。このブランドでは手に取りやすく、香の文化に触れるきっかけになることを目的としているため、パッケージのデザインや色彩は親しみやすいものにしました。また、日本の伝統である香のブランドであることから、しっかりをしたものになるように意識しています。
 




 

■後藤 美桜さん(ビジュアルデザインコース 3年生:2年次に制作・応募)

作品タイトル:「HIT BACK」
 
○制作意図
「戦争で勝利しても必ず自分に返ってくる、そして繰り返される。」戦争での勝利は誰かの恨み妬みを買い、次の戦争の原因を作るのだ。現に、1945年の終戦後も尚、戦争は繰り返されている。この作品を通してこの戦争の負の連鎖に気づいてもらいたいと思い、制作した。
 
○作品解説
ニュートンのゆりかごのギミックを利用し、「戦争で勝利しても必ず自分に返ってくる、そして繰り返される。」というメッセージがより伝わるように考えた。ビジュアルに関しては、コピー機を用いて90年代のグランジ感を出し、戦争の重みがより伝わるように工夫した。



主催者発表ホームページ

入選おめでとうございます。

芸術学部 造形芸術学科 グラフィックデザインコース(ビジュアルデザインコース)の公式Instagramでも、講義の様子や作品を紹介しています。ぜひご覧ください。Instagramはこちら
 
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