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大阪成蹊大学看護学部の「地域健康探索プログラム」を紹介!-第3弾-

2024.01.25

お知らせ

看護学部

大阪成蹊大学看護学部では、1年次に地域を探索して歩き、人々の生活の営みと健康課題の関連について考えるために、「地域健康探索プログラム(地域健康探索論Ⅰ・Ⅱ、地域健康探索論演習)」を開講しています。

1年次後期では、まず「地域健康探索論Ⅱ」で地域の方々との交流し、その学びを踏まえて、次の「地域健康探索論演習」で地域で生活する人々の様子について理解を深めました。
地域健康探索論Ⅱの授業の様子はこちらから(2023.11.8)

授業では、「高齢者世代」と「子育て世代」をそれぞれに対象として12のグループに分かれて、地区踏査(フィールドワーク)を実施しました。様々な情報を集めてコミュニティアズパートナーモデルを用いたワークシートに歴史、人口統計、住民の様子といった地域のコアと、物理的環境、情報・コミュニケーション、教育などのサブシステムに既存のデータやフィールドワークから得た情報を集約し、地域に暮らす人々の生活や暮らし、健康に関連する要因を考えました。
また、フィールドワークで集めた情報や健康に関連する要因を考えて、模造紙にマップを作成しました。

▲小松地域、相川地域の地図(高齢者世代グループ)

▲小松地域、相川地域の地図(子育て世代グループ)

1月17日(水)の最後の授業では、高齢者または子育て世代を対象とした健康に関連する要因について、地図や「健康に関連する要因用紙」にまとめ、グループごとに発表を行いました。

▲発表の様子
学生たちは、高齢者または子育て世代の健康の定義、対象者の健康を支える、もしくは損ねる要因、それらを踏まえて地域の健康について考察した結果を発表しました。
学生からは、
「市役所にはベビーカー連れが多く、子育て世代の相談の場が十分にあるのか疑問に思った。母子ともに安心して暮らせる街になってほしい」
「地域には健康促進を支える施設や機会も多くありますが、同じくらい危険が潜んでいることが分かった」
「地域の特長として、高齢者が体を動かしたり交流を持つ機会や、健康に関する講演会が設けられ、またそれらを案内する新しくてきれいなポスターが街中の看板に貼られていた。定期的に管理されていて、健康意識の高い地域だと分かった」
といった意見がありました。

2年次からは、看護学の各専門分野の学びへと発展しつつ、地域包括ケアシステムが必要とされる社会的背景や必要性に対する理解を深める科目も開講します。

大阪成蹊大学看護学部では、地域の人々の健康について考え、多様な医療ニーズに応える課題解決力を備え、長寿社会に貢献できる看護師・保健師を育成します。

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