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学生がフィリピンの貧困問題をファッションを通して解決(1)~グローバル・アクティブラーニングを実施中~

2023.05.31

お知らせ

芸術学部

芸術学部 造形芸術学科 ファッション・コスチュームデザインコースでは、2・3年生対象の講義「専門展開演習4・7(担当:川上 須賀代 准教授)」にてNPO法人DERA MEと協働し、ファッションを通じて社会課題を解決することをねらいとしてグローバル・アクティブラーニングを実施しています。

今回取り組んでいるプロジェクトは、フィリピンにおける貧困問題です。現地の子どもたちの現状について学び、「子どもたちが自分のために生きられる社会の重要性をファッションを通じて発信する」ことを目標とし、2年半の期間をかけて実施していきます。

【連携企業】NPO法人DERA ME

ファッションを通じて持続可能な社会づくりを目指すNPO団体。2015年より、フィリピンの貧困地区で暮らす子どもがモデルになり「夢を描く」ことを目的としたファッションショーを計9回開催。2023年2月には、コミュニティの将来の選択肢を拡げることをめざし、無償のファッションスクールをマニラにて開校。今後、大阪成蹊大学 芸術学部と連携し、現地の子どもたちが発案した衣装アイデアをブラッシュアップしていくことで制作を進行し、ファッションショーの開催を計画している。


▲今までのファッションショーの様子

【授業の流れ】
Step1「リサーチ&国内学修」
フィリピンの貧困問題や格差について学び、どのような提案ができるかプレゼンテーションを実施。現地スタッフや子どもたちと対話を重ねながら衣装制作を行います。

Step2「ファッションショー開催・現地調査(研修実施)」
ファッションショーの準備・本番を実施。更にはフィリピン マニラでのスタディツアーや市内ファッション視察などをおこない、現地の人とふれあいながら国際的なコミュニケーション力を鍛え、共創力を身につけます。

Step3「学修成果の可視化」
国内での事前調査と海外研修の振り返りをまとめ、印刷物を制作。成果の共有をおこなうことで、SDGsへの関心をより普及させるきっかけとします。

学生の学びとしてはまだ他に類を見ない取り組みですが、「自分自身の意識を変え、ファッションを通じて社会を変えていく」気持ちのある方に参加していただきたい革新的なプロジェクトです。ファッションはもちろん、「貧困問題」「SDGs」「サステナブル」「グローバル」に関心のある方、これから世界を変える扉を一緒に叩いてみませんか。

大阪成蹊大学 芸術学部では、社会で活躍する方たちとの協働を通じ、実践に必要な知識と技術、コミュニケーション力を磨き、「進化を続ける芸術力で社会をリードするクリエイター」を育成しています。

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