OSAKA SEIKEI TOPICS
2023.04.25
お知らせ
教育学部,産官学連携
教育学部 教育学科 中等教育専攻 保健体育教育コース主任 臼井 達矢准教授が豊中市との官学連携として受託研究を実施し、報告が行われました。
【臼井准教授のコメント】 教室を行うだけでなく、その成果を数値化するために毎回体力測定や意欲などの気分尺度の測定も行うことで、主観的な評価だけでなく、客観的な指標を用いて評価することの重要性についても学生たちに伝え教えることができました。まさに実際の現場を体感し、子どもたちとの関わりの中で大きく成長することができたと感じています。本取り組みを通して学生たちが学び成長できたこと、さらには地域や子どもたちの成長に関われたことを感謝しております。
■受託研究の詳細
【期間】令和4年6月~令和5年3月(毎月第四土曜日に教室を開催)
【受託研究テーマ】豊中市における子どもの運動プログラムの実践
【目的】 豊中市立南丘小学校を対象校とし、児童の体力向上に向けた運動やスポーツ指導を行う。さらに毎回体力測定や運動有能感の調査を行い、自分の身体や運動能力への関心と興味付け、運動の効果を数値で見ることで、運動の動機づけとする。さらに運動プログラムや家庭での取り組みの効果を検証する。毎回家庭でもできる運動ハンドブック(運動ミッション)を配布し、遠隔指導による運動の効果を検証し、豊中市の児童に対する運動プログラムモデルを作成することを目的として実施する。
【主なプログラム内容(運動プログラム)】
①ウォーミングアップ ②ペア、グループで行うコーディネーション運動 ③サーキット運動(敏捷性を意識したサーキット運動) ④メイン運動 ・コーディネーション運動あそび(初級編) ・縄跳びを用いたコーディネーション運動あそび ・ペアおよびチームで行うコーディネーション運動あそび(初級編) ・ボールを用いたコーディネーション運動あそび(初級編) ・ニュースポーツを体験しよう(キンボール運動体験初級編) ・挑戦しようコーディネーション運動あそび(中級編) ・ペアでボールやフープを使用して行うコーディネーション運動あそび(中級編) ・ボールを用いて行うコーディネーション運動あそび(中級編) ・ニュースポーツに挑戦しよう(キンボール運動体験中級編) ・大運動会 ⑤ダンス ⑥クーリングダウン(家庭でできるハンドブックのミッションの紹介と確認) ⑦体力測定
この取り組みには教育学部の学生も参加し、常に子どもたちに寄り添い、できること、できたことを褒め、楽しい環境や空気感を構築するために何をすべきか考えながら行動することができるようになりました。子どもたちの性格や特性を把握し、子ども一人ひとりに寄り添いながら、その子どもに応じた声かけや臨機応変な関わりができました。
大阪成蹊大学では 官公庁や企業との連携を行い、実践的な教育の機会を設定し、アクティブラーニングやPBL学修の環境を整えています。
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