研究所

大阪成蹊大学・短期大学では各種研究機関を設置し本学の教育内容の充実に取り組んでいます。

高等教育研究所

大阪成蹊大学・大阪成蹊短期大学 高等教育研究所は、全学的な教学改革推進のために、2015年に設置された研究所です。
教学関連の方針策定を支援し、施策実施の手法にかかる研究開発を行うことを目的としています。

主な活動

高等教育をめぐる環境や改革事例についての研究

大学をめぐる社会状況は近年、急激な変化を遂げています。グローバル化の進展や知識基盤社会への移行によって、大学は教育の質を厳しく問われるようになりました。そうした中、大学における教学改革が世界的な規模で行われています。そうした教学改革の事例を国内外から広く収集するとともに、それらの事例と本学の状況とを比較検討することで、本学の教学改革推進に役立てています。

学内の教育実践の研究

単に他大学の優良事例を取り入れるのでは、教学改革は成功しません。学園内で行われている優れた教育実践事例を発掘し、教職員間で広く共有してこそ、教育の中身は改善されます。高等教育研究所では、教員に対する聞き取り、授業評価アンケート、授業改善計画書、授業見学などによって大阪成蹊の優れた教育実践事例を発掘しています。さらに、そうした事例の共通点や得意な点を分析することで、別の授業に応用するための支援をしています。

教学改革の推進

総長・理事長のもと高等教育研究所が中心となって「教学改革会議」を組織し、学園全体で一丸となり、教学改革を推進しています。
2016年度は、具体的な事項について以下のワーキンググループを設置し、教学改革に取り組んでいます。

1. 教育課程編成 大学のポリシーに基づき、社会の大学に対する期待にこたえられるよう、教育課程の質向上に全学的に取り組みます。
2. シラバスの充実 学生に分かりやすい学修情報の開示を目的とし、適正なシラバスの作成に取り組みます。
3. アクティブラーニングの推進 学生の能動的学修(アクティブラーニング)を促す工夫を全授業に取り入れていけるよう、学内での研究会や優良授業の共有を進めます。
4. 成績評価 学生自身が自分の到達度を認識しやすくする指標(ルーブリック)や全履修科目の成績情報(GPA)の活用によって、適切で学生の次の学びを促す成績評価を構築していきます。
5. 学修成果の見える化 大学・短期大学での学びを通じ学生が学修成果の実感ができるよう学修成果の見える化とその指標設計に取り組みます。
6. 初年次教育 本学の建学の精神と学びの内容に基づいた入学前教育、初年次教育課目の実施とその質向上に取り組みます。
7. キャリア教育 より社会から求められる「人間力」のある人材育成につながる、学部学科の特色をふまえたキャリア教育課目の向上を目指し取り組みます。
8. 専門演習・卒業研究指導 専門演習、卒業研究指導にかかわる指導の質向上のための全学的な取り組みを行います。
9. 学外連携学修 アクティブラーニングの一貫でもあるPBL授業(課題解決型授業)を中心に本学で推進する学外連携学修について、その手法の改善と機会の拡充に取り組みます。
10. 授業評価アンケート FD活動(教員の能力向上活動)の一環として、適切な授業評価アンケートの構築と運営について取り組みます。
11. 学修環境の整備 タブレット型端末や可動机の増設、正課外学習支援など、幅広く学生の学修環境の改良、改善に取り組みます。
12. 入学者選抜方法 大学のポリシーに沿った入学者選抜方法の検証により、これまでよりもさらに本学の学びにあう意向の学生の選抜に役立てます。
13. 教員表彰 学内の授業力向上を目的とし、優秀な授業と教員への表彰を行い事例の共有と教員の意欲向上に取り組みます。
14. 非常勤講師との連携強化 非常勤講師も含めた教育の質の水準向上と意識の共有を目的に、非常勤講師との連携強化に取り組みます。
15. 学園ブランド力向上運動 本学の行動指針である「忠恕」の考えに基づいたブランド力向上のための運動の検討と実施を行います。

また、ワーキンググループ活動では、これまでの高等教育研究所の研究成果が実践的に活用されています。

こども教育研究所

教育現場・地域における教育課題の解決にむけ、教員の研究活動を支援しています。また、教員研修指導や地域の子どもを対象とした社会貢献も行います。

実践研究パートナーシップ事業

本学では、13の教育委員会と連携し、「実践研究パートナーシップ事業」を進めています。これはこども教育研究所が主体となって大学・小学校が連携協力して実践的な教育研究を行います。学校の授業改善・若手教員の指導力の向上を図るとともに、学生にとってのリアルな学びの場の創造を目的としています。本学教員が小学校の校内研修の講師を務めるなどの研修支援を行う一方で、連携協力校には、2年次のインターンシップと3年次の教育実習を担っていただきます。教育研究を意欲的・精力的に進めておられる小学校で、継続的で質の高い実習が実現できます。

若手教員の育成

本学を会場として、卒業生や若手教員が相互に学び合い、現役学生も参加できる研修会や研究会を継続的に実施することで、大阪成蹊大学・短期大学に「若手教員の学びの場」を創造していきます。