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《学内レポート》スポーツマネジメント学科がアメリカで「海外スポーツビジネス調査」海外研修を実施、ハーバード大学で講義を受講

2019.11.06

お知らせ

経営学部,国際交流・留学

スポーツマネジメント学科では「海外スポーツビジネス調査」の授業の一環として、2019年9月3日(火)~10日(火)アメリカ・ボストンでの海外研修を実施し、2~3年生12名が参加しました。

9月4日(水)には、メジャーリーグ「ボストン・レッドソックス」の本拠地であり全米で最古の球場である「フェンウェイパーク」を訪問し、球団幹部の方の案内のもとスタジアムを見学しました。公式戦794試合連続のチケット完売記録を達成したことや、球場内のバリアフリー化に全力で取り組んでいること、また2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件の際には「ボストン・ストロング」を合言葉に球団が核になって街を一つにまとめ上げていったエピソードなど様々な内容を知りました。


▲球団幹部の方に案内してもらいながらフェンウェイパーク内を見学

さらにその後、球団幹部の方による特別講義を受講しました。レッドソックスのオーナー会社は、英プレミアリーグ「リバプールFC」、自動車レースNASCARのチーム、地元テレビ局、マイナーリーグチーム、マーケティング会社などを保有しており、野球だけにとどまらない幅広いビジネスを展開していることなどを教えていただきました。


▲球団の多角化経営をテーマに、レッドソックスの経営戦略について説明する球団幹部の吉村さん(手前)

夜にはレッドソックス対ツインズの試合を観戦し、子どもから大人まで、野球に関心のある人もない人も全員が楽しめる球場の雰囲気作りや仕掛け、またスタッフの方々のショーマンシップを間近に見て学びました。


▲フェンウェイパークでレッドソックス対ツインズの試合を観戦

9月5日(木)には、ボストンに本社を置く世界的なシューズメーカー「ニューバランス」の世界本社を訪問しました。元社長のジョン・ラーセン氏の案内で本社内を特別に見学させていただきました。本社スタッフからシューズなどの製造工程や素材、染めなどの技術について説明を受けたほか、3年前に完成した世界本社ビルを核にスポーツ拠点化構想が進められていることについても知ることができました。本社の隣にはNHL(アイスホッケー)「ブルーインズ」の練習場兼一般の人も利用可能なアイスアリーナがあり、向かいには陸上競技場、奥にはフィットネスクラブとNBA(バスケット)「セルティックス」の練習場など、様々なスポーツ施設が次々に完成している様子が見受けられました。学生たちは本社スタッフの方々に「世界本社では日本人の社員は働いていますか?」など英語で積極的に質問をしていました。


▲ニューバランス本社前にて

9月6日(金)にはハーバード・ビジネス・スクールを訪問し、スティーブン・グレイサー名誉教授から、「独ブンデスリーガ(サッカー)の米国進出」というテーマの講義を受講しました。学生たちは事前に40ページにわたる英文教材を熟読しスタディー・クエスチョンへの回答を準備するなど、十分な準備をしてディスカッション主体の授業に臨みました。グレイサー名誉教授を囲んでの質問会では、「アメリカの大学スポーツの現状は?」「日本のプロ野球やJリーグがアメリカ進出をしたとすれば成功するかどうか?」など様々な質問が挙がりました。


▲ハーバード大学スティーブン・グレイサー名誉教授による講義の様子

9月7日(土)には、ボストンカレッジで開かれた大学アメフトの試合を観戦しました。試合を前に、学生や観戦客が大学キャンパスのあちこちで「テールゲート」と呼ばれるバーベキュー・パーティーを行っている様子や、2万人を超す観客が訪れ、ブラスバンドやチアガールがプレーの合間に応援を行う様子など、日本の大学スポーツとは大きく異なる様子に学生たちは驚いていました。また大学キャンパスの中央に建つスタジアムの観客席の下には、アイスアリーナやバスケットボールコートも配置されており、米国の大学スポーツの底深さとビジネス規模の大きさを実感することができました。


▲ボストンカレッジにて試合観戦

今回の研修を通し、学生たちはアメリカのクラブチーム運営や球場運営、大学スポーツの特徴、スポーツ関連企業など様々な側面を見聞きし、世界的な視点からスポーツビジネスを学ぶことができました。

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