1月16日(火)大阪成蹊大学データサイエンス学部は、駅前キャンパスのこみちホールにて、「未来クリエーションプロジェクト2」(担当:鎌原淳三教授、山本詩子准教授、廣江葵助教)の授業の「成果発表会」を実施しました。
本科目は、1年生前期に開講した必修科目「プログラミング基礎」で学ぶプログラミングの技術を踏まえ、個人やグループで協働しながら実際にコンピュータを操作し、目的のデータをWebで操作可能なグラフにして可視化するプログラムの開発に挑戦しています。
学生たちは予め5~6人前後のグループに分かれて、1つのテーマを選定し、最終回となる「成果発表会」に向けて分析を重ねてきました。
事前の授業において、まずはテーマに沿って分析の目的を決め、必要な情報を整理し、e-Statなどのオープンデータを活用して関係するデータを収集。それらの関係性を求めるための計算式を考え、Pythonプログラムを作成、実装し、出力されたグラフや図をもとに考察を重ねるというプロセスを繰り返しました。
なお発表時には、Gradioというライブラリを使ったプログラムを動かし、発表時に動的なグラフを使って発表することが、課題として与えられました。
また当日は併設する大阪成蹊女子高等学校 特進コースの生徒・教員も見学に来ました。
【発表テーマ】
・平均賃金について
・平均賃金の関係性
・データからみる賃金の下げ方
・学歴や性別による初任給の差
・教務員の収入の違い
・職業選択
・最終学歴別の所定内給与額
・新卒給与はどう変遷した?
・時給と月給はどっちがいい?
・労働市場の分析
・短時間労働者での男女の給料差
質疑応答では、学生同士や参加した教員からも多くの質問が上がりました。
担当教員からは、
「プログラミングが得意な人、不得意な人の差があるかもしれないが、皆さんよく頑張ったと思います。」
「選んだトピックスが様々で考察も面白かった。班によってはデータそのものを分析していたところ、さらに回帰分析などの分析を加えてそこから得られる結果を分析した班など、色々なアプローチがあった。どの班もしっかりと発表をしていて素晴らしかった。」
「1年前期から学んできたプログラミングの理論や実践力を今後も積み上げて、4年次はさらにすごい発表ができるように頑張ってください。」
といった講評がありました。
大阪成蹊大学データサイエンス学部では、今後もAI・データサイエンス・プログラミングなどデータ利活用に関する教育・研究活動に取組み、社会の課題解決に役立てる学びを深めてまいります。