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造形芸術学科 ビジュアルデザインコースの学生が制作・応募した3作品が「第54回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部」グラフィック部門で入選

2023.05.26

お知らせ

芸術学部

芸術学部 造形芸術学科 ビジュアルデザインコース(2023年4月よりグラフィックデザインコースに改称)の学生が制作・応募した3作品が、「第54回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部」グラフィック部門で入選しました。

【「毎日・DAS学生デザイン賞」について】
毎日新聞社と一般社団法人総合デザイナー協会DASが主催で、1968年から開催されており、大学生や専門学校生がデザインの感性や創造力を競うコンペティションです。

主催:毎日新聞社、一般社団法人総合デザイナー協会(DAS)
協力:サントリーホールディングス
後援:経済産業省

受賞した3作品をご紹介します。

■石﨑 礼華さん(ビジュアルデザインコース 2023年3月卒業生:在学中に制作・応募)
作品タイトル:「FONTPUZZLE」

コンセプト:「子どもとのコミュニケーション」「動作とコミュニケーション」をテーマに、知育玩具としてキューブ型のパズルを制作しました。子ども一人で、また親子と一緒にコミュニケーションをとりながら組み立てることで手先が器用になり、想像力や集中力、記憶力などの総合的な能力向上に期待ができます。

■安達 日世里さん(ビジュアルデザインコース 3年生)
作品タイトル:「WE HAVEN'T CHANGED」
コンセプト:世界で起きている社会問題をテーマにポスターを制作し、その中でも動物に関わる問題を取り上げました。モダンテクニックを用いて制作をし、一見アート作品だと感じるようなビジュアルに社会問題を組み込みました。タイトルは「WE HAVEN'T CHANGED」とし、動物たちの暮らしに変化を与えているのは人間の暮らしであり、動物たちの環境を侵害してしまっている。変わらない暮らしを送る動物たちの声と、人々への変わらなければいけないという警告を捉えられるようなタイトルに設定しました。


▲ホッキョクグマ
この社会問題は地球温暖化についてです。地球温暖化の影響を受けている代表的な動物の一種としてホッキョクグマが挙げられます。氷の溶け出す時期が早まり、狩りの期間が奪われ生息地が減少していることから、ホッキョクグマを氷に見立て、絵の具を垂らし地球温暖化を連想できるように表現しました。生き物の生息地や環境を「守る」ために私たちは問題について知る必要があると考えます。


▲ワニ
この社会問題は密猟についてです。密猟は野生生物を絶滅の危機に追いやる深刻な問題のひとつです。現在は地球温暖化などの生息環境の破壊や消失などの深刻な問題が動物たちを襲っており、すみかを失った野生生物に、さらに追い打ちをかける脅威として密猟が挙げられる。ワニの鱗は主に装飾品のために乱獲されており、本物のワニ革ではなくても、現代の人々の生活の中でバッグなどの装飾品として多く用いられています。よってワニは密猟に対してより身近に感じられる動物であり、生物の「多様さ」を維持するために私たちは問題について知る必要があると考えます。

■山口 優希菜さん(ビジュアルデザインコース 3年生)
作品タイトル:「SIGNAL」


コンセプト:この作品は、近年問題となっている環境破壊へ警告を訴えるポスターとして制作したものです。コンセプトは、「本物がいなくなった時、アートから本物の感動を味わうことができるのか」。本物の生物の美しさは、どんなに美しいアートでも超えることはできないと私は考えます。その美しさを大切にすることを伝える為に、環境破壊によって数を減らし続けている生物として三つの生物を取り上げ、モチーフとしました。そして、本物を写真、アート(偽物)をモダンテクニックで表現し、モチーフの中央で切り替えを行うことで2つの対比を作りました。

芸術学部 造形芸術学科 グラフィックデザインコース(ビジュアルデザインコース)の公式Instagramでも、講義の様子や作品を紹介しています。ぜひご覧ください。Instagramはこちら
石﨑 礼華さん「FONTPUZZLE」の投稿はこちら
安達 日世里さん「WE HAVEN'T CHANGED」の投稿はこちら
山口 優希菜さん「SIGNAL」の投稿はこちら