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大阪成蹊大学がエヌビディア合同会社と連携協力に関する協定を締結

2023.04.06

お知らせ

データサイエンス学部,産官学連携

2023年4月5日(水)、大阪成蹊大学と大手半導体メーカー エヌビディア合同会社(以下NVIDIA)は、AI時代を牽引するデータ人材の育成やデータサイエンスによる社会課題の解決を見据えた教育・研究の推進に資することを目的に、連携協定を締結しました。 同社との協定の締結は私立大学では初の取組みであり、当日は記者会見も開催しました。

当日は、エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 事業本部長 井﨑武士氏、同社エンタープライズ マーケティング本部 本部長 堀内朗氏、同社エンタープライズ事業本部 シニアマネージャー 廣岡信行氏と、石井茂 大阪成蹊学園 理事長・総長、中村佳正学長、吉川正俊 データサイエンス学部長、鎌原淳三データサイエンス学部教授が出席しました。
また、テレビや新聞を含むメディア各社が取材に訪れました。


▲(前列左から)中村学長、石井理事長・総長、井﨑氏、(後列左から)鎌原教授、吉川学部長、堀内氏、廣岡氏

はじめに行われた協定締結式では、石井理事長・総長の挨拶ののち、井﨑氏と中村学長による協定書への署名が行われました。

石井理事長・総長は、「かねてよりこの地に新しいキャンパスを竣工し、日本で最も必要とされる学部を作ろうと考えていました」と新学部の開設について触れ、「今回、新しい機械や設備の導入を行う中で、NVIDIA社とのご縁をいただきました。このキャンパスを関西地区のデータサイエンス教育・研究の一大拠点にしたいと考えていますので、様々な事業を展開するにあたり、お力添えをお願いしたい」と、今後の展望や、今回の連携に対する期待を述べました。

続く挨拶では、井﨑氏は「NVIDIAの知見を上手く活用いただき、大阪成蹊大学データサイエンス学部の人材育成・研究に役立てていただきたい。AIのデータ活用を含めて世の中はこの数年非常に大きく進化し、社会変革も起きている中、これからの社会では様々な課題をデータサイエンスでどう実現するかが課題となります。我々のアセットを活用いただき、ぜひ優れたデータサイエンス人材が世界で羽ばたけるように支援したいです」と今回の連携に対する考えを述べました。


▲エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 事業本部長 井﨑武士氏

中村学長は「4月より学長を拝命しました。新しい学長のもと、新しい建物で、新しい学部が開設しました。これを出発点として、NVIDIA社との密接な連携のもと、世界最先端レベルの教育・研究を推進したい」と意気込みを語りました。


▲中村学長

引き続いて、記者会見が行われました。
記者会見では中村学長より、「研究者にとってNVIDIA社とは、研究のパートナーであり貴重な存在。新しい学部を作る以上は、最高水準の教育研究環境を整えたいという思いのもと、NVIDIA社の製品を備える最先端の施設設備を整えました」と、今回の協定締結に至った背景が語られました。
また、本学データサイエンス学部について、京阪神の国立大学や企業などで実績のある研究者が集結しており、社会科学系だけではなく、情報系のデータサイエンスを学ぶという点に特徴があること、また「教育の質」の指標である教員一人当たりの学生数(ST比)は4.7人という少人数教育により、丁寧な指導を推進していくとの説明がなされました。


その後、質疑応答の時間が設けられ、各メディアから多くの質問が挙がりました。
データサイエンス学部ではどのような学生を育てていきたいかという質問に対し、吉川学部長は「数学や統計学、情報学などのデータサイエンスの基本的なスキルを身に付けたうえで、出口を意識した教育により、社会に役立てる人材を育てたい。学生には、基礎と実践の両方をしっかり学んでほしい」と述べたうえで、「今までのデータは人間が作った文書などが主体であったが、今後はAIが生成したデータも非常に重要になってきます。NVIDIA社との連携により学生が様々な形のデータに触れられる機会を設け、実践的な教育の展開にも期待したいです」と、今後の展望も語りました。

新たに始動した大阪成蹊大学データサイエンス学部に、ご注目ください。

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