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看護学部開設記念シンポジウム「地域の健康と医療を支える看護の力、看護職の未来展望」を開催

2023.02.13

お知らせ

看護学部,大学

2023年1月28日(土)に、本学看護学部開設(同年4月)を記念したシンポジウムが、ハイブリット型(対面、オンライン、オンデマンド)で開催され、来場者33名、オンライン16名、オンデマンド31名、合計80名の方が参加しました。

テーマ:地域の健康と医療を支える看護の力、看護職の未来展望

3名のシンポジストから、看護に興味を持つ高校生、地域の住民の皆様、医療機関や教育関係者の皆様に向けて、温かくそして熱意のあるメッセージが送られました。


▲講演1:「がんサバイバーと創るケアリング・コミュニティ」
田村 恵子氏(京都大学大学院 医学系研究科人間健康科学系専攻 先端看護科学コース 緩和ケア看護学教授、がん看護専門看護師)

田村恵子教授は、「がんサバイバーと創るケアリング・コミュニティ」という演題で、多くのがん体験者が地域社会で生活する時代に、がんと共に生きるために必要なことは、治療により苦痛を和らげるだけでなく、がんと共にどう生きていくのかについて考えることであり、生きる力を見つめ育んでいくことが必要だと話され、『ともいき京都』の活動についての講演がありました。


▲講演2:「誰もがその人らしく生きていける社会を」
馬庭 恭子氏 (広島市議会議員、地域看護専門看護師)

馬庭恭子議員は、「誰もがその人らしく生きていける社会を」という演題で、長年の議員活動の実績を紹介。施策の遂行には、看護過程(アセスメント・計画・看護介入・評価)と同様に、継続・修正を行うことが重要であり、誰もがその人らしく生きていける社会の実現を目指す支援ができると講演がありました。また、病棟での看護だけでなく、地域で看護職として活躍することや、看護学を基盤に様々な仕事に従事するなどの活躍の広がりについてお話しされました。


▲講演3:「地域の人々と共に目指す健康な街づくり」
星野 明子 (大阪成蹊大学副学長・教授、看護学部設置準備室室長)2023年4月看護学部長就任予定

本学の星野明子教授は、「地域の人々と共に目指す健康な街づくり」という演題で、少子高齢化社会において、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けるための地域包括ケアシステムの構築について、これまでの研究成果である『粟田モデル』を用いて説明。地域の方々が健康について話ができる場を作ることで、地域の人々と共に健康な街づくりを協働できる点について講演しました。


▲ 質疑応答の様子

質疑応答では実践活動の評価について質問があり、それぞれのシンポジストからは、支え合うコミュニティづくりのために対話を重視することや事業評価の事例紹介などの助言があり、会場全体で課題を共有することができました。
シンポジウム終了後も来場者の方々の交流があり、盛況のうちに終了しました。

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