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経営学科 公共政策コースの学生が摂津市の広報紙「広報せっつ10月号」の特集記事を作成し報告会を実施

2022.10.07

お知らせ

経営学部,産官学連携

経営学部 経営学科 公共政策コースの学生4名(指導教員:同コース主任 大島博文教授)が、官学連携の活動の一環として、本学と連携協定を結ぶ摂津市の広報紙「広報せっつ10月号」の特集記事を作成し、その報告会を摂津市消防本部で実施しました。

特集記事は、「救急」や「消防」に関して関心の高くない若者や一般の市民に対してPRすることを目的に、学生の視点から効果的な周知方法を考え、わかりやすく親しみやすい記事を作成してほしいという摂津市からの課題に取り組むものでした。
学生は本年6月より摂津市職員へのインタビューや現地視察等を重ね、特集記事を企画・作成しました。

【記事内容】
①「学生記者が考える、今日からできる火災予防」
摂津市消防本部への取材をもとに、すぐに実践できる火災の予防方法を考えます。

②インタビュー企画「救命救急士・消防士に聞きました!『あなたの“ハート”』は?」
摂津市がハート型をしていることに着目し、どのような「思い=ハート」を胸に日々の業務に励んでいるかを現役の職員にインタビュー。

③「その電話、ちょっと待って!救急車は限りある医療資源です」「こんな時は迷わず119番。迷ったら#7119へ!」
救急車の適正利用についての呼びかけ、救急車を呼ぶべきか判断に迷った場合の対処などを伝えます。

広報紙「広報せっつ10月号」の紙面(PDF)はこちら(同市HP)

【市長への報告会】
広報紙発行に先立ち、2022年9月30日(金)に摂津市の森山一正市長への報告会を開催。企画の狙いや記事を通して伝えたい想い、今回の連携活動を終えての所感などを発表しました。

報告会終了後、摂津市消防本部 松田消防長から、
「救急や消防について、市民の方にわかりやすく親しみやすい記事を企画・作成していただけました。また今回の取材を通して、救急や消防に関わる仕事についても理解を深めていただけたと思います。今後、大学生活だけでなく社会に出てからも、今回の連携活動で得た経験・知識を活かしていってほしい。」
とのコメントをいただきました。

また、摂津市 森山市長からは、
「連携活動の成果報告を聞き、感銘を受けました。『安全・安心』は街づくりの"いろはのい"。日々、事件や事故、災害、犯罪等が起きる中、第一線で身を挺して活動する消防職の目線に立ち、「救急」「消防」をテーマに今回の特集記事を作成いただいたことは、本当にありがたいことと思います。」
「広報紙というものは通常、『知らせる』立場にある者が様々な工夫をして作るものであるが、果たして『読む人』の目線に立てているかと考えたとき、欠けてしまう視点も案外ある。今回のように、学生の目線、若者の目線、一般市民の目線から、何かを『知りたい』『見たい』という感覚を持って広報紙を作るというのはあまりない貴重な機会。学生の皆さんが作成した広報紙が全市民に届き、どんな反応が得られるのか非常に楽しみです。」
とご講評をいただきました。

学生からは、
「救急車の適正利用や火災予防など『命』にかかわる重要なテーマを伝えるという課題と、若者に関心をもってもらえるようなわかりやすく親しみやすい切り口で伝えるという課題があり、両方の課題をどのように解決するかを考えるのが難しかった。みんなでアイデアを出しながら何度も話し合いを重ねました。」
「市の広報紙にはどういう役割があるのか、どのような伝え方をすればいいのか、何も知らないゼロからのスタートでしたが、こうやって形になったことが嬉しく、自信につながりました。学生の視点ならではの今までにない記事ができたと思うので、多くの人に読んでもらいたいです。」
などと感想を語りました。


(左から)喜多村 航己さん、宮 隆晟さん、消防本部 松田俊也消防長、森山一正市長、工藤 大暉さん、西村 香穂さん

公共政策コースでは、今後も官学連携の取組みを積極的に行い、国や地域におけるさまざまな課題を経営的な視点でとらえながら、多様な人々と協働してよりよい公共サービスを実現できる人材の育成を進めていきます。

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