OSAKA SEIKEI TOPICS

  • OSAKA SEIKEI TOPICS
  • 国際観光学部 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所から講師を招き特別授業を実施

国際観光学部 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所から講師を招き特別授業を実施

2022.06.07

お知らせ

国際観光学部

2022年5月13日(金)と25日(水)の両日、国際観光学部では国連世界観光機関(UNWTO)と連携し、下記の特別授業を実施しました。

1.5月13日(金)
【テーマ】 「UNWTOの組織・役割と活動 ~これから観光やグローバル企業を目指す皆様へ~」
【講師】 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所 国際部 部長補佐 石崎 雄久氏
【主な内容】
観光分野における世界最大の組織である国連世界観光機関(UNWTO)についての説明と、観光とSDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)との関係やその達成に向けた取り組み事例、また、これから観光・グローバル企業を目指す学生に向けたメッセージなど幅広いお話をいただきました。

国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所 国際部 部長補佐 石崎 雄久氏

学生からは、
「SDGsと観光の関わりが強く、観光を進めることによってSDGs達成に貢献できるという重要性や責任を感じた」 「SDGs達成のためには、観光地やホテルなど受け入れ側の役割はもちろんのこと、私たちが観光客として行動する場合も大切なことがわかった」 「アフターコロナにおける観光回復の予測が思ったより早いことや、持続可能な観光への期待が大きいことを考えると、これから観光産業に就職してみたいというモチベーションが高まった」などの声が寄せられました。

 

2.5月25日(水)
【テーマ】 「ガストロノミーツーリズムについて」
【講師】 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所 国際部 プロジェクトコーディネーター 吉田 順子氏
【主な内容】
観光分野における世界最大の組織である国連世界観光機関(UNWTO)についての概略説明のあと、「ガストロノミーツーリズム」の概念や国内外での取り組み事例や最新動向等についてお話をいただきました。
※「ガストロノミーツーリズム」:「食や食材に関連づいた観光客の体験や活動」全般を幅広く定義する。例えば、旅行者がその土地の郷土食に触れることで新鮮な体験ができるとともに、その地域としても観光資源の多寡にかかわらず、他地域との差別化を容易に図ることができるなどさまざまなメリットをもたらす概念。UNWTOでは「経済的に成長できる」「社会的・文化的に好ましい」「環境的に適正である」という3要素を満たし、持続可能な観光につながるとして重視している。

国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所 国際部 プロジェクトコーディネーター 吉田 順子氏

学生からは、
「ガストロノミーツーリズムという言葉を初めて知った。その土地の気候や風土が生んだ食材や伝統、歴史、習慣などによって育まれた食を楽しみ、食文化に触れることが目的で、ガストロノミーツーリズムが広まっていけば、より多くの人に地域の魅力を知ってもらえる機会になると思った」「ガストロノミーツーリズムの国内外の事例を知ることができて、非常に興味を持った。もっとたくさんの地域の取り組みを知り、ぜひ体験してみたいと感じた」「遠くへ出かけることが観光だと思っていたが、身近な地域にも食に注目した観光があることがわかった。ポストコロナの動向の中で、ガストロノミーツーリズムはこれから主流になってくるのではないかと思った」との声が寄せられました。

 

本学部では、観光分野の学びを一層深めるために、観光現場の最前線で活躍されている方によるさまざまな特別授業を実施しています。

この記事をシェア

  • Xにシェア
  • LINEにシェア
  • リンクをコピーリンクをコピーしました