OSAKA SEIKEI TOPICS
2020.12.08
お知らせ
経営学部,産官学連携
2020年11月24日(火)、経営学部 経営学科 公共政策コースの学生からなる「地域研究グループ」(指導担当 大島博文教授)が、本学と包括連携協定を結ぶ川西市役所において、越田謙治郎市長など市幹部に対して、政策提案「かわにし幸上(こうじょう)プラン」を行いました。
「地域研究グループ」は、学生8名が自主的に立ち上げた研究グループで、川西市をフィールドとして約3ヶ月間の調査・研究を行い、その内容を報告しました。
政策提案の様子(左は越田 川西市長)
当日は学生から、統計データの分析結果や市職員にご協力いただいて実施した現地でのフィールドワークの成果を活かしながら、人口減少や高齢化、雇用機会の不足、空き地・空き家の増加、財政の悪化など川西市が抱える課題に対し、①まちの顔づくり、②withコロナ時代を踏まえた新たなワークスタイルの実現、③空き家活用対策、④地域課題を見つけ課題解決を考える「PBL学園都市」の実現、⑤豊かな自然を活かした「セラピー都市」の実現について、発表を行いました。
所得循環データによる川西市の現状分析資料
現地でのフィールドワーク
政策アイデアをまとめる作業
アイデア「新しいワークスタイルの実現」の資料
提案を受けて越田市長からは、「Withコロナ時代に対応した新たな政策アイデアをいただいた。市として取り組むべきと考えている政策も多く参考としたい。今後、政策のターゲットの深掘りや実現可能性を高めるために何が必要なのか等を考えてもらうなど、本市とのつながりも調査・研究を通じて深めてほしい。」とコメントをいただきました。
報告会の最後に大島教授から、「大学の中だけでは得られない貴重な学びの機会をいただき、また市職員の皆さまの多大なご協力に感謝申し上げます。」と御礼がありました。
公共政策コースでは、今後もデータ分析など大学での学びと相乗効果を発揮するさまざまな場所でのフィールドワークなどを行い、学生が課題解決のための実践的な能力や経験を身につけていくとともに、自治体への政策提案等を通じて学びを深めてまいります。
(後列中央)越田 川西市長、(後列左)大島教授と地域研究グループの学生