OSAKA SEIKEI TOPICS
2024.10.17
ニュースリリース
芸術学部,産官学連携
芸術学部 造形芸術学科の学生 40 名が、2023 年後期の「プロジェクト演習 2・4」の授業(担当:桐原 一史教授)において、ダイドードリンコ株式会社からの課題に対して、デザインの力で人々の心と行動に変化を与える新たなスタンダードの提案に取り組み、2種類の自動販売機が実採用されました。
【本件のポイント】
・ダイドードリンコ株式会社と連携し、海洋プラスチック問題や資源再利用、ポイ捨て防止の啓もう活動を実施する同社の取組みを学び、これらの課題をデザインの力で解決する方法や、近未来の自動販売機に期待する役割を検討し、様々な角度から提案。
・異物混入率低減に向けた新しいリサイクルボックスの企画・デザイン提案が実採用され、自動販売機と共に大学内 3 箇所に設置。
・これからの自動販売機に期待する社会的役割について取り組み、女性のためにセレクトされた飲料と、生理用品販売のコラボレーション自動販売機の提案が実現し、大学内 2 箇所に設置。
【採用された自動販売機について】
提案 ①「リサイくるん」自動販売機
キャラクターを企画提案し、機能的なデザインと併せて、リサイクルボックスとしての認知度向上に貢献
▲「リサイくるん」自動販売機 駅前キャンパス8F 食堂
「リサイくるん」考案学生コメント
担当グループ:芸術学部 造形芸術学科 ビジュアルデザインコース 4 年 中野 亜美、山本 光憂、3 年 日置 涼音、アニメーション・キャラクターデザインコース 3 年 宮地 涼
リサイクルボックスの認知度向上のために「リサイくるん」というペットボトルと缶が大好物なキャラクターを 考案しました。世の中の人々に親しみを持っていただくことで、リサイクルボックスの異物混入率低減に 少しでも貢献できればと思います。 「リサイくるん」と共に、子どもたちにもリサイクルに対する意識を持って欲しいと思います。
▲最終プレゼンテーションの様子
提案②「femtech」自動販売機
女性のためにセレクトされた飲料と、生理用品販売のコラボレーション自動販売機を実現。
▲「femtech」自動販売機 南館食堂
※ “ fem tech” フェムテックとは、FemaleとTechnologyをかけ合わせた造語で、女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービスなどを指します。(経済産業省 フェムテック等サポートサービス実証事業HP より引用)
「femtech」考案学生コメント
担当学生:芸術学部 造形芸術学科 ビジュアルデザインコース4 年 山本 光憂
女性のためにセレクトされた飲料群と共に、生理用品などを同時に購入することができるコラボレーション自動販売機の企画・提案を行いました。生理中に必要な温かい飲料や鉄分が多く含まれた飲料に加えて、急を要する際に生理用品も入手でき、女性特有の健康課題を身近な自動販売機でサポートすることができればと思っています。
【大阪成蹊大学 芸術学部について】
大阪成蹊大学 芸術学部は、それぞれの将来の夢や目標を叶えるための8コースを擁しています。自分の興味のある分野から芸術を探求し、その成果を社会で活かしていくには、専門性のある技術の修得はもちろん、豊かな人間力を養うことも求められます。社会の中で芸術やデザインの果たす役割について考え、その可能性を拓くことのできる人材を育成しています。
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