看護学部では、多様化・複雑化する医療ニーズに応えられる看護師の育成に取り組んでおり、4月に入学した1年生たちも実習室での演習授業が始まっています。
「基礎看護学方法論Ⅰ」では、「看護学概論Ⅰ」での学びを踏まえ、看護における基本的な技術についての科学的な根拠を学び、具体的な方法について学習します。
6月に実施した授業では、車椅子移送やストレッチャー(ベット状の移送車)での移送について学びました。
病気やケガで自分で移動できない患者さんに対し、安全に移動できるようにサポートする技術。
学生達は事前に資料や動画で何度も予習し、当日は先生のデモンストレーションを見て、実際に演習に取り組みました。
▲最初は先生によるデモンストレーション
▲ベッドや椅子から車椅子に移動させ、車椅子で移送する方法を学びます
▲学生同士で患者役・看護師役を交互に体験
▲ストレッチャーに乗せた状態でエレベーターで移動
いざ実践してみると、動画やデモンストレーションの動きをみてイメージしていたよりもはるかに難しく、苦戦する学生も。
また自ら患者役を体験することにより、患者さん目線の気づきや、不安を経験。自身が看護師役になるときにはその経験を踏まえて、実践します。
学生達は先生方からの手厚い指導を受け、何度も挑戦しました。
9月には初めての臨地実習を予定しています。実習に向けて、講義と実践、自己学習を繰り返しながら、基礎看護技術の修得を目標に励みます。
大阪成蹊大学看護学部では、確かな知識・技術に加え、患者や家族からの信頼を得て、多様な医療ニーズに応える課題解決力を備えた看護師・保健師を育成します。