大阪成蹊大学データサイエンス学部では、カリキュラムの学びの枠を越えて、学生たちが自由な発想で自身の興味のあるテーマを深堀しイノベーションの創出をめざす「データサイエンス学部クリエイティブラボ(自主ゼミ)」を行っています。
この取組みでは、テーマごとに有志の学生が集い、主に5限の時間帯に研究活動に挑戦しています。
今回は小山田耕二学科長・教授が主催する「点群データ観測」をテーマにしたクリエイティブラボの様子をご紹介します。
▲3Dスキャナーでとらえた空間は点群データで表示され、加工可能な状態になります
▲駅前キャンパス3階の演習室にて
学生達は、持ち運びできる3Dスキャナーを使用し、駅前キャンパスのデータサイエンス学部フロアを中心に空間の点群データの取得に挑戦。
空間を切り取る媒体の一例に、カメラ撮影による写真画像がありますが、写真は平面のデータであり、奥行や高さ、距離間はとらえられません。
3Dデータの場合は、縦横高さの情報を持つ立体(3次元)で空間をとらえられ、より解像度高く空間を把握・分析可能になります。
壁や隙間などデータを取得しにくい場所があったり、個別にスキャンした空間データを繋ぎ合わせる難しさにも直面しながら、学生達は様々なデータを取得し、つなぎ合わせ、高度な空間把握に挑戦しています。
今後は、まずはより精度の高い点群データの取得と空間の再現に取り組んでいき、研究を深化させていきます。
▲プログラミングを一から書いて円錐や四角錐などの立体図形をデータを作成
▲夏に沖縄で実施される学会発表に取り組む学生も
大阪成蹊大学データサイエンス学部では、学生の挑戦を支援する教育・研究環境を整え、データを駆使したイノベーションの創出に挑戦していきます。