2023年8月2日(水)、大阪成蹊大学 駅前キャンパス こみちホールにおいて、大阪成蹊大学・滋賀大学・兵庫県立大学の2大学の共催による「3大学データサイエンスシンポジウム-データサイエンス系学部の現状と展望-」を開催しました。
今回、データサイエンス系の学部を有する上記3大学が企画し、実現しました。
当日は、高校生、教育関係者、企業や自治体の方を中心に、約320名の方にご参加いただきました。
【開催日時】
2023年8月2日(水)14:00-17:10
【開催場所】
大阪成蹊大学 駅前新キャンパス こみちホール
【当日のプログラム】
14:00~ はじめに:大阪成蹊大学 中村 佳正 学長
14:10~ 第1部 データサイエンス系学部の紹介:
滋賀大学 データサイエンス学部 椎名 洋 学部長
兵庫県立大学 社会情報科学部 笹嶋 宗彦 副学部長
大阪成蹊大学 データサイエンス学部 吉川 正俊 学部長
15:20~ 第2部 基調講演
滋賀大学 竹村彰通学長
題目:日本におけるデータサイエンス系学部・大学院の現状と展望
16:00~ 第3部 パネル討論
滋賀大学 データサイエンス学部 南條 浩輝 教授
兵庫県立大学 社会情報科学部 山本 岳洋 准教授
大阪成蹊大学 芸術学部 糸曽 賢志 学部長
司会: 大阪成蹊大学 データサイエンス学部 小山田 耕二 学科長
題目:生成AIについて
17:00~ おわりに:兵庫県立大学 社会情報科学部 笹嶋 宗彦 副学部長
開催にあたり、大阪成蹊大学 中村学長より開催の挨拶がありました。
▲大阪成蹊大学 中村 佳正 学長
第一部では、3大学の代表者が、各大学・学部の概要やカリキュラムの特徴、卒業生の進路、社会人教育等の取組み、そして今後の展望について紹介しました。
▲滋賀大学データサイエンス学部 椎名 洋 学部長
▲兵庫県立大学社会情報科学部 笹嶋 宗彦 副学部長
▲大阪成蹊大学データサイエンス学部 吉川 正俊 学部長
続く第2部では、滋賀大学の竹村彰通学長より、「日本におけるデータサイエンス系学部・大学院の現状と展望」と題して、近年の高等教育を取り巻く動きや相次ぐデータサイエンス系学部の設立について、そしてAI・データサイエンス教育の推進を支援する制度や組織、高等学校の情報教育との関連等をお話いただきました。
▲滋賀大学 竹村 彰通 学長
第3部では、今世界で話題になっている「生成AI」について、大学教育はどのように向き合うのかという観点で討論。
3名のパネリストによるそれぞれの専門の見地からのプレゼンテーションの後、生成AIの利活用に焦点を当てて、議論が交わされました。
会場からも質問が寄せられ、大盛況となりました。
▲左から順に、滋賀大学データサイエンス学部 南條浩輝 教授、兵庫県立大学情報科学研究科社会情報科学部 山本 岳洋 准教授
▲左から順に、大阪成蹊大学データサイエンス学部 小山田 耕二 学科長、芸術学部 糸曽 賢志 学部長
最後に、閉会に際して、兵庫県立大学 社会情報科学部 副学部長の笹島先生よりシンポジウムのまとめとしてのご挨拶をいただきました。
終了後は、情報交換会も開催されました。
本シンポジウムにご参加された皆様からは、
「データサイエンスの重要性と今後の必要性がよくわかりました。人材の育成と活躍の場の拡大など、産学連携がますます必要で、重要になると感じました。」
「ChatGPTの使い方をはじめて見たので、添削などに使える可能性など、大変な時代になってきたと驚きました。今回は参加して大変勉強になりました。大阪成蹊大学の芸術学部の糸曽先生の活動フィールドが世界的でワクワクしました。」
「学校教育(情報科)の在り方を持ち帰って深めてみたいとおもいました。ありがとうございました。」
といった感想が寄せられました。
関西地区のデータサイエンス教育・研究の発展に貢献すべく、この取り組みは継続して実施し、次年度の開催を目標に構想を深めてまいります。
大阪成蹊大学データサイエンス学部では、大阪のデータサイエンス研究・教育拠点として、今後も国内外に研究成果を発信するとともに、AI・データサイエンスの未来を牽引する人材の輩出に向けて、質の高い教育活動に取り組んでまいります。