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国際観光学部が、海外エアラインのCAから女性宮司に転身した講師を招き特別授業を実施

2022.11.11

お知らせ

国際観光学部

2022年10月21日(金)、国際観光学部1年生を対象とする成蹊基礎演習2で、外部講師を招いて特別授業を実施しました。社会で活躍している方の講演を聞くことにより、学生が自身の将来やキャリアを考えるきっかけにすることが目的です。

今回は、尼崎えびす神社で宮司をされている太田垣亘世氏です。実家の神社から脱出したい、世界に出たい気持ちで高校時代からCAをめざし、大学卒業後、約6年間オーストラリアの航空会社で客室乗務員として勤め、海外で生活されました。
その中で、日本のことや自身のことを見つめ直し、実家の尼崎えびす神社に戻ることを決断。ニューヨークで2年間の赴任宮司として、主に日系人社会に向けての七五三やお宮参りなどを含む神社神道活動を経て、全国的にも珍しい女性宮司として着任されました。
現在は、「ワールドピース」をスローガンに、多様な人々の心のよりどころになるような神社にしていきたいとの想いを持ち活躍されています。

講演内容は、上記の自分自身のキャリアとその中での悩みと決断の他に、外国で最も必要だったものとしての「アイデンティティ」、無意識の思い込みや偏見である「アンコンシャスバイアス」、観光・サービス業者の意義、二項対立から「融合」の大切さなどについて、自身の体験や実例などを交えてお話いただきました。

学生からは、
「外国で実際に働いてみて必要だったものとしてアイデンティティの話があったが、自分が行った夏休みのカナダ研修でも同じように感じた。日本人であれば、日本文化や生まれ育ったまち、家族構成などは話せるようにしたい」
「太田垣さんが受けた外国のエアラインのCA採用面接で、私はその国の観光などについて聞かれると想像したが、実際は自分のことや日本文化を説明してくださいと言われたことに驚いた」
「実家の神社から飛び出し海外のCAになって、また神職に戻ってくる行動力がすばらしいと思った」などの声が寄せられました。

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