『未来展望セミナー2025』開催のご案内

  • 『未来展望セミナー2025』開催のご案内

大阪成蹊学園は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け積極的に取り組んでいます。

メッセージ

日本や世界を取り巻く環境は大きな変革期にあります。経済発展や情報技術の進歩により人々の生活が便利になった一方で、少子高齢化や国際紛争等、私たちの生きる未来には解決すべき様々な課題が横たわっています。「社会的課題の解決」と「経済発展」を通じてSDGs(持続可能な開発目標)を達成するには、世界の潮流を正しく見極めることが必要です。
6年目を迎える「未来展望セミナー2025」では、今回も各界を代表する著名な講師陣をお招きし、日本や世界を取り巻く重要な課題への理解を深めるセミナーを開講します。
企業の将来を担う方、行政に携わる方、若者の教育に携わる方、そして日本の未来を牽引する全ての方のご参加をお待ちしています。

学校法人 大阪成蹊学園 理事長・総長 石井 茂

本セミナーの特徴

受講者の声(2024年度アンケートより)※一部抜粋

第1回(アメリカと世界、日本) 銀行/女性

  • 普段はマーケットに絡めた世界の情勢のお話を良く聞かせて頂くのですが、今回はアメリカ・世界の動きに焦点を当てて話を聞かせて頂いたので、もっと深く鮮明に世界の情勢を知ることが出来ました。

第2回(岐路に立つ中国経済、社会と政治の行方) 銀行/男性

  • 中国を経済目線の切り口にとどまらず、政治や外交、日本や米国との関係等、色々な角度から内容の濃いお話しをいただき、学びの多いあっという間の時間でした。

第3回(ロシア・ウクライナ戦争と日本の安全保障) 印刷/男性

  • 昨年7月のセミナーでは袴田先生による地政学的に見たロシアのお話でしたが、今回は軍事的に見たロシアのお話で、多角的にこの問題を学ぶ事ができました。

第4回(新興国での一般消費者向けビジネスへの挑戦) 銀行/女性

  • フマキラー社の経営理念が、「人の命を守る、人の暮らしを守る、人を育む環境を作る」と、とても素晴らしい理念と知ることができました。また、確かな製品力で海外に進出されたこれまでの戦略と具体的な方法、そして今のアフリカタンザニアでの奮闘状況をありのままにお聞きすることができ、とても勉強になりました。ありがとうございました。また、村元常務のお人柄もとても良い方なのが伝わりました。

第5回(企業変革を実現するためのデータ戦略と実践) 大学 教員/女性

  • AIはあらゆる分野で欠かせない存在になっており、医療・看護の分野でも活用が進んでいると感じます。今後適切に活用するために、知識をつけたいと思いながらも日々の業務に追われると、なかなかAIに関する知識を身につける機会がなかったので、今回のセミナーは大変有意義でした。
2024年度第1回〜第5回 各回の講演内容への満足度

満足度 99%

※各回の受講後アンケートにて 「とても満足」「満足」と回答した受講者の割合 [選択肢は4つ(とても満足・満足・不満・とても不満)]

講師紹介

第1回 2025/5/16(金)  

人口減少日本の活路

人口減少は我が国始まって以来の「国難」である。現状維持バイアスこそ日本を衰退させる最大要因だ。もはや人口減少を前提として経済成長を実現し、地域社会を機能させる方策を考えなければならない。それには「戦略的に縮む」ことが不可欠だ。われわれはどう動くべきか。各種データから「未来」を正しく読み解き、日本の活路を明らかにする。

河合 雅司

一般社団法人人口減少対策総合研究所 理事長
作家・ジャーナリスト

産経新聞社論説委員を務めた後、現職。高知大学・大正大学客員教授、厚労省や人事院の委員、超党派国会議員の「人口減少戦略議連」特別顧問も務める。著書に100万部超のベストセラー『未来の年表』(講談社現代新書)シリーズや『縮んで勝つ 人口減少日本の活路』(小学館新書)などがある。

第2回 2025/6/20(金)

社会を変えたQRコードの原点と成長

QRコードは世界中の人々があらゆる場所で使われるほど浸透し、今では社会のインフラまでに成長しました。そこで、ORコードを開発した当時を振返り、QRコード発想の原点と世界中の人々に受け入れられるようになった要因について紹介します。そして最後にQRコードの今後の取り組みとQRコード事業の経験から思うイノベーションについての私見を紹介します。

原 昌宏

株式会社デンソーウェーブ
エッジプロダクト事業部 主席技師

1980年に日本電装株式会社(現デンソー)に入社し、新規事業の製品開発に従事する。最初にコンビニのレジで使用しているバーコードスキャナの開発・製品化、その次にOCRの開発・製品化をした。この10年の情報読取り装置の開発経験から1994年にQRコードを開発した。現在は社会ニーズの変化に対応したQRコードの進化と新たな用途開発に取り組んでいる。

第3回 2025/7/18(金)

インド政治・経済・社会の過去・現在そして未来
―混迷する世界とインドの立ち位置―

政治的混迷が世界いたるところで起こり、一般市民の生活を脅かしている。そういった世界をしたたかに生き抜くインド。「知恵とは、変化する世界のありように適応していくことである(ティルバルバール、5,6世紀インドの詩人)」。今まさにその知恵が求められていよう。インドのありようを説明させていただくなかで、今を生き抜くための縁の一端でも垣間見ていただけたらと思います。

島田 卓

株式会社インド・ビジネス・センター
代表取締役社長

1972年明治大学商学部卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。本店営業部、ロサンジェルス支店等を経て、インド・ニューデリー支店次長。1997年同行を早期退職し、株式会社インド・ビジネス・センターを設立、代表取締役社長に就任、現在に至る。著書に『インドビジネス驚異の潜在力』(祥伝社)、『スズキのインド戦略』(中経出版)、『不思議の国インドがわかる本』(廣済堂出版)など多数。

第4回 2025/9/12(金)

複雑化する中東・イスラム地域情勢を読む

2023年10月、ガザ地区で勃発したイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘は、レバノンのシーア派組織ヒズボラや、イエメンのフーシ派などを巻き込み拡大した。さらにイランとイスラエルが、互いに相手の本土を攻撃し、中東戦争の一歩手前まで来た。エネルギーをこの地域に依存する日本にとって、対岸の火事ではない。紛争の原因を探り、日本を含む国際社会がどう対応すべきかを考える。

出川 展恒

NHK解説主幹

1962年東京生まれ。東京大学教養学部国際関係論分科卒業後、NHK入局。90年から中東報道に従事。テヘラン、エルサレム、カイロ支局長を歴任。2006年から現職。イスラエル・パレスチナ情勢、イラク戦争、アフガニスタン情勢、国際テロ、アラブ諸国の政治変動、イラン情勢などを継続して報道。現地取材を重ね、要人との単独会見も多数。

第5回 2025/10/17(金)

不動産の現状と未来
―大きな価値転換が起こる要因とは―

不動産は人々が生活を営むうえでの貴重な社会基盤である。我が国における少子高齢化に伴う人口減少はこれからが本番であり、世代交代による人々のライフスタイルの変化は不動産に対する価値観に大きな変化をもたらす。本講演では今後10年間で確実に起こる不動産価値の大転換をマクロ、ミクロの両面から複眼的に考察し不動産の未来を展望する。

牧野 知弘

オラガ総研株式会社 代表取締役

東京大学経済学部卒業。第一勧業銀行(現みずほ銀行)、ボストンコンサルティンググループを経て、三井不動産に入社。2009年オフィス・牧野、2015年オラガ総研を設立し代表取締役に就任。著書に『空き家問題』『なぜマンションは高騰しているのか』(ともに祥伝社新書)、『不動産の未来』(朝日新書)等。テレビ、新聞等メディア出演多数。

第6回 2025/12/5(金)

激動の国際情勢と日本

ウクライナ戦争、緊迫する台湾海峡など、激動する国際情勢を前に、急速に国力の衰退する日本は、どのような進路を取ればよいのか。米国も昔日の力はない。アジア最大の同盟国である日本の責任は重い。冷戦中の国内分断を乗り越えて、現実主義に立った日本の国家戦略はいかにあるべきか。


兼原 信克

笹川平和財団 常務理事

1959年山口県生まれ。東京大学法学部卒業後、外務省入省。条約局国際法課長、北米局日米安全保障条約課長、総合外交政策局総務課長、欧州局参事官、国際法局長などを歴任。国外では欧州連合、国際連合、米国、韓国の大使館や政府代表部に勤務。2012年発足の第二次安倍政権で、内閣官房副長官補(外政担当)、国家安全保障局次長を務める。2019年退官後、2020年より同志社大学特別客員教授。2023年より笹川平和財団常務理事。2015年仏政府よりレジオンドヌール勲章を受勲。

第7回 2026/1/23(金)

消費文化から読み解くZ世代論

Z世代とは一体何なのか、その概要に触れ、彼らの擁する価値観からZ世代、延いては現代消費者の消費文化を探る。中でも彼らが消費をする際に念頭に置く「消費に失敗したくない」という価値観は如何にして生まれているのか、「所得と情報」の2つの側面から考察する。


廣瀬 涼

ニッセイ基礎研究所 生活研究部 研究員

専門は現代消費文化論。オタクの消費を主な研究テーマとし、10年以上彼らの消費欲求の源泉を研究している。昨今では自身の経歴を活かし若者(Z世代)の消費文化について研究を行い、講演や各種メディアで発表している。近著に『あの新入社員はなぜ歓迎会に参加しないのか: Z世代を読み解く』(金融財政事情研究会)、『タイパの経済学』(幻冬舎)がある。

第8回 2026/2/20(金)

アニメーション業界を中心とした
ビジネスの仕組みとクリエイターの思考

世界でも人気の高い日本製アニメーション作品。それら作品のビジネススキームがどうやって形成されているのか。またどのような思考で実際のアニメが制作されているのか。今後どのような人材が求められていくのか。現役のアニメーション監督であり研究者でもある糸曽賢志が、業界内部の状況を具体例を挙げて解説しながら、未来について語る。

糸曽 賢志

大阪成蹊大学 芸術学部長・教授

10代で巨匠・宮崎駿監督に師事し、『遊戯王』『進撃の巨人』『炎炎ノ消防隊』『マクロスΔ』『SMAPコンサートツアー映像』『YOASOBIのMV』等、ジャンルを問わず作品に参加。監督作品は『カンヌ国際映画祭』をはじめ国内外で評価されている。2025年に監督作『想星のアクエリオン』が全世界公開、2026年にも監督作品の世界公開が控えている。

開催概要

  • 日時
    • 2025年5月16日(金)より全8回 各回 18:30〜20:00(質疑応答を含む)
      ※会場受講の方につきましては、第1回・第8回の講義終了後に懇親会(参加費無料)を予定しております。
      ただし、状況により懇親会を中止する場合があります。
  • 受講方法(定員)
    • ①会場受講 
      ②オンライン受講
      (Zoomでのインターネット配信を予定)
      ※会場受講の人数が一定数を超える場合、オンライン受講への変更をお願いすることがあります。
      ※お申込みの企業・団体内において各回の受講者を変更できる「法人申込」も可能です。
  • 受講料
    • 全8回 5万円(税込)
      ※お支払いは銀行振込に限らせて頂きます
  • お申し込み期間
    • 2025年1月14日(火)10:00 ~ 2025年3月31日(月)23:59まで
  • 会場
    • オービックホール(会場詳細はこちら
      ※オンライン受講の方法等については、別途ご案内いたします
  • 協賛・後援
    • [協賛]株式会社ニッセイ基礎研究所・りそな総合研究所株式会社
      [後援]大阪府・大阪市・大阪府教育委員会・大阪市教育委員会

会場アクセス

<オービックホール>
大阪市中央区平野町4丁目2-3 オービック御堂筋ビル2F
・OsakaMetro御堂筋線「淀屋橋」駅 13番出口より南へ徒歩3分
・OsakaMetro各線「本町」駅 2番出口より北へ徒歩4分

Q&A

受講申込みについて

  • 受講申込みはどのようにすればいいですか?
    • 2025年1月14日(火)10:00 ~ 2025年3月31日(月)23:59までの間に、本ページお申込フォームよりお申し込みください。
      ※会場受講の人数が一定数を超える場合、オンライン受講への変更をお願いする場合があります。
  • 受講料の支払い方法は?
    • 銀行振込でお願いいたします。
  • 受講資格等はありますか?
    • 特にございません。
  • 法人申込とはどのような申込方法ですか?
    • 企業・団体単位でお申し込みいただき、各回の受講者を変更できる申込方法です。例えば役員の方が連続して受講されるほか、テーマに合わせて受講者を変更することも可能です。多くの企業様で社員研修にも活用いただいています。

受講について(会場・オンライン)

  • 申込み者以外でも受講できますか?
    • お申し込みの企業・団体内において、各回ごとに受講者を変更できる「法人申込」が可能です。
      受講される方の氏名等は、各回の開催一週間前を目安に公開講座事務局よりお問合せさせていただきます。
  • 会場受講とオンライン受講の併用はできますか?
    • 原則不可です。
      但し、会場での受講をお申込みされている方で、万が一当日来場できない場合は、大阪成蹊学園 公開講座事務局までお電話(06-6829-2552)もしくはメール「miraitenbo@osaka-seikei.ac.jp」(コピーする場合は@マークを半角にしてください。)にて前日までにご連絡下さい。
      その回のみ、オンラインでの受講方法をご案内いたします。
  • 事前に配布されるテキストなどありますか?
    • 特にございません。講座の資料等は当日に配布いたします。
      なお、オンライン受講の方には、受講方法とあわせて事前に公開講座事務局よりメールで送付いたします。
  • 試験や宿題はありますか?
    • 特にございません。
  • 休講になる場合がありますか?またその場合、振替開催などはありますか?
    • 講師の急病や、台風等の自然災害発生時には、やむを得ず講座を休講とする場合があります。その場合、後日振替開催の日程を設定いたします。
      本サイトでの告知のほか、公開講座事務局よりメールまたはお電話で、受講者様にご連絡いたします。
  • 会場受講とオンライン受講には どのような違いがありますか?
    • 会場受講では、講師やほかの受講者と直接コミュニケーションが取れ親睦を深めることができます。また、懇親会にも参加いただけます。オンライン受講は都合のいい場所からアクセス可能であり、リアルタイムで質疑にも参加いただけます。遠方の方や忙しい方におすすめです。

その他

  • 請求書・領収書の発行は可能ですか?
    • 発行可能です。
      請求書・領収書をご入用の際は、公開講座事務局までお電話(06-6829-2552)もしくはメール「miraitenbo@osaka-seikei.ac.jp」(コピーする場合は@マークを半角にしてください。)にてお申し出ください。
  • 講座の録音・撮影は可能ですか?
    • 講義の録音・録画、及び個人を特定できるような写真撮影等はお断りしております。あらかじめご了承ください。
  • どんな方がセミナーを受講されていますか?
    • 近畿圏を中心とした全国から、さまざまな業種の方々が受講されています。
      2024年度受講者データ(地域) 2024年度受講者データ(業種)

昨年度の開催の様子

お問い合わせ先

公開講座事務局

TEL:06-6829-2552(土・日・祝除く9:00-17:00)
MAIL:miraitenbo@osaka-seikei.ac.jp(コピーして使用する場合は@を半角にしてください。)
大阪市東淀川区相川3丁目10番62号
 



協賛企業

りそな総合研究所株式会社

りそな総合研究所へのSDGsに関する相談は下記にお問い合せ下さい。
https://www.rri.co.jp

株式会社ニッセイ基礎研究所

https://www.nli-research.co.jp/?site=nli