OSAKA SEIKEI TOPICS
2026.10.30
お知らせ
国際観光学部,国際交流・留学
大阪成蹊大学 国際観光学部の「海外文化研究1」(担当:野村 昌司教授、樫本 英之教授、デイヴィス 恵美准教授)では、2026年10月16日(金)、スペイン・セビリア大学のエンリケ・サントス・パボン先生をお招きし、異文化理解をテーマとした特別授業を実施しました。
本科目は、2027年2月に実施する国際観光学部の短期海外研修に参加する学生のための事前研修として位置づけられており、今年度は39名の学生が受講しています。
サントス先生には、「Spain and Japan: So far apart, yet so close. An introduction to Spain for Osaka Seikei University Students」(スペインと日本――遠く離れていながら、こんなにも近い国)と題して英語でご講演いただき、スペインという国やセビリアの街と文化について紹介していただきました。学生たちは前週の授業で、グループごとにスペインやセビリアについて調べ学習を行い、発表と質問の準備をして当日に臨みました。
当日は、観光を学ぶ学生として、スペインやセビリアの観光についてグループで調べた成果を発表し、サントス先生から講評をいただきました。あるグループは、セビリアの春祭り「フェリア・デ・アブリル」と日本の阿波踊りを、開催時期・踊り・衣装の観点から比較し、両国の文化の共通点と違いを紹介しました。質疑応答では、各グループが事前に用意した質問をもとに、先生と直接意見を交わしました。

▲セビリアの春祭り「フェリア・デ・アブリル」と阿波踊りを比較したグループ発表

▲学生の発表を撮影するサントス先生(右)
本授業の様子は、サントス先生が研究員を務めるスペインの観光研究機関IATURのウェブサイトでも紹介されています。
Nuestro investigador Enrique Santos imparte una conferencia en la Osaka Seikei University de Japón | Instituto Andaluz de Investigación e Innovación en Turismo
記事では、今回の取り組みが、学術機関同士がネットワークを築き、知見をともに共有・移転していくことの重要性を示すものとして紹介されています。
サントス先生はセビリア大学で東アジアの観光と人の移動に関する授業を担当し、日本の観光についての教育にも取り組まれています。本授業は、本学の学生がスペインを学ぶだけでなく、海外の研究者が日本の学生の視点に触れる、双方向の学び合いの場にもなりました。なお、本特別授業は本学 教育学部の佐々木 緑准教授の紹介により実現しました。

▲授業終了後の集合写真
本学部では、短期海外研修から長期留学へと段階的に海外経験を重ねる「ステップ留学」を特色としています。今年度の短期海外研修の行き先は、アイルランド(ダブリン)、ニュージーランド(ハミルトン)、アメリカ(マーセッド)の3コースです。スペインは研修先ではありませんが、だからこそ、自分の知らない国について調べ、その国の人に直接伝え、反応を受け止めるという今回の経験は、どの国に渡航しても必要となる異文化理解の姿勢を養う機会となりました。
自分たちの「理解」が相手からどう見えるのかを知ることは、異文化理解の出発点です。
ステップ留学の第一歩となる短期研修を前に、学生たちは海外の研究者との対話を通して、異なる文化を持つ人々と関係を築くための視点を身に着けつつあります。
本学部では今後も、海外の大学・研究機関とのつながりを生かしながら、渡航前の学びから留学、帰国後の学習までをつなぐ国際教育に取り組んでいきます。
※講演タイトルの日本語訳は本学によるものです。