スポーツマネジメント学科が英国で「海外スポーツビジネス調査」海外研修を実施、プレミアリーグ観戦やウィンブルドン訪問

経営学部 スポーツマネジメント学科の学生４名が、３年ぶりに正課授業「海外スポーツビジネス調査」の一環で（指導：岡田 功 教授）、海外での現地調査を実施しました。岡田教授より研修の様子が届きましたので、紹介します。

到着初日の様子はこちら

【レポート】
スポーツマネジメント学科では「海外スポーツビジネス調査」の授業として、2023年3月14日（火）～22日（水）に英国ロンドン、リバプール、マンチェスターでの海外研修を実施し、2～3年生4名が参加しました。

3月15日（水）には、2012年ロンドン夏季五輪のためにロンドン東部に建設されたクイーン・エリザベス・オリンピック公園の今を視察しました。オリンピック公園は、当時の五輪スタジアムで現在はプレミアリーグ「ウェストハム・ユナイテッドFC」の本拠地であるロンドンスタジアムを中核とした公園です。大会閉幕から10年以上経った今でも、公園内では新しい大学キャンパスの建設が行われるなど、五輪開催を一過性のイベントとして終わらせず、長期計画に基づいて都市再開発を続けています。その理念を、現地を訪問することで目の当たりにすることができました。

▲ロンドン五輪閉幕から11年。大学キャンパスの建設など今なお再開発が進むクイーン・エリザベス・オリンピック公園＝ロンドン市内で

▲オリンピック公園内の展望塔に入場。眼下にはロンドンスタジアムの屋根が見える

3月16日（木）には、テニスの４大国際大会の一つ、全英オープンテニス（ウィンブルドン選手権）の会場であるウィンブルドンを訪れ、スタジアムツアーに参加しました。18あるテニスコートを訪れながら、スタッフからその歴史やエピソード、芝生の管理、メディア対応、わずか2週間のイベントで年間50億円もの利益を上げるビジネスの仕組みについて、じっくり話をうかがいました。また同日は、ラグビーの聖地トゥイッケナム競技場も訪問し、隣接する世界ラグビー博物館を見学しました。

▲ウィンブルドン選手権のビジネスモデルについて説明を受ける

▲全英オープンの決勝戦などが行われるセンターコートで記念撮影

3月18日（土）は、プレミアリーグの名門「リバプールFC」の本拠地アンフィールドを訪問。残念ながら予定されていた試合は延期となり、スタジアム内へは入場できませんでしたが、学生たちはミュージアムを見学し、クラブと街の深い結びつきについて学んでいました。

▲アンフィールドの壁には過去の栄光の戦績がずらり＝リバプールで

同日午後にはマンチェスターへ移動し、FAカップ準々決勝のマンチェスターシティとバーンリーとの対戦を観戦しました。試合開始2時間以上前から多くのファンがスタジアムに詰めかけ、開催されるイベントを楽しんだり、グッズを買い求めたりする様子を目の当たりにしました。また、試合中もチームを奮い立たせるチャントや応援歌の大合唱の渦を体感し、なぜプレミアリーグが世界最高峰のリーグと言われるのかを学ぶよい機会になりました。

▲マンチェスターシティの試合を観戦＝マンチェスター・エティハドスタジアムで

3月19日（日）は、マンチェスター市内の国立フットボール博物館を見学した後、今度はマンチェスターユナイテッド対フラムのFAカップ準々決勝の試合を観戦しました。前日のマンチェスターシティの試合と違い、この日は食事付きのホスピタリティチケットでの入場となり、「ビジネスカジュアル」のドレスコードがあったため、学生たちはジャケットを着用するなど少しおめかしをしてスタジアムを訪れました。スタジアムへは試合開始3時間前に入場。スタジアム内のカフェテリアへ通され、コース料理を堪能しました。ホスピタリティ会場へはチームマスコットなどが挨拶に来て一緒に写真を撮る機会が設けられていたり、大道芸人によるパフォーマンスが行われたりと、プレミアム感とワクワク感を演出するさまざまな工夫が凝らされていました。また、お土産としてチームのマフラー、帽子などもいただきました。

▲試合観戦前にジュースで乾杯＝マンチェスターユナイテッドの本拠地オールドトラッフォードで

▲食事を楽しんだ後は試合を観戦＝オールドトラッフォードで

3月20日（月）は、ロンドンに戻り、アーセナルFCの本拠地エミレーツスタジアムのスタジアムツアーに参加しました。こちらは細かな解説を加えてくれる電子端末（日本語も選択可）を手にしながら、自身でスタジアムの各所を回るタイプのツアーが設定されていました。グループごとに催行する形式ではないため、参加者はいつでも都合の良いタイミングで参加でき、チーム側もその都度ガイドを割り当てる必要がなく手間が省けます。歴史と伝統あるアーセナルFCの魅力がふんだんに味わえる内容でした。

▲電子デバイスを利用したアーセナルFCのスタジアムツアー＝ロンドン・エミレーツスタジアムで

大阪成蹊大学 経営学部 スポーツマネジメント学科では、学外フィールドワークやインターンシップに加え、国内外の最先端のスポーツビジネス現場での調査研究を通じて、スポーツ産業をはじめ組織が抱える多様な課題の解決に貢献できる人材を育成します。

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