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大阪市の英語教員に合格。心に寄り添い、多様な価値観を尊重する教員へ

2026.01.21

PROFILE

教育学部 教育学科 中等教育専攻 英語教育コース 4年生
木山華さん

広島県生まれ。益田永島学園明誠高等学校卒業。 趣味はファッションで、休日はよく古着屋を巡っています。お気に入りの一着を身にまとい、自然豊かな場所で写真を撮ってSNSに投稿するのが何よりの楽しみです。「先日も滋賀県へグランピングに行き、リフレッシュしてきました」とはにかむ。

思春期にある中学生の心身に寄り添い、成長を支える中学校教員。とりわけ英語教員は、指導力に加えて英語力も求められる、採用のハードルが高い職種の一つである。来年度から大阪市中学校の英語教員としてスタートを切る、教育学部中等教育専攻英語教育コースの木山華さんに、教員への想いや今の気持ちをお聞きした。

合格の知らせは、最高の誕生日プレゼント
「合格発表の前日が誕生日だったので、まるでプレゼントをもらったような気持ちでした」。 はじけるような笑顔で喜びを語る木山さんは、難関である大阪市の中学校英語教員採用試験に見事合格を果たした。 「朝から晩まで一日中勉強に明け暮れる毎日だったので、努力が実り本当に安心しました。親身に指導してくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです」。

木山さんが教員を志した原点は、自身の経験にある。生徒の小さな変化やつらい気持ちにいち早く気づいて支えたい、そして互いの価値観を認め合える学級を作りたいという強い思いが、彼女を突き動かしてきた。


中学校時代の恩師の言葉が、夢のきっかけに
地元を離れ、寮生活を送リながら部活動に打ち込んでいた中学時代、木山さんは孤独や不安を抱えていた。 「自分では表に出さないようにしていたのですが、顧問の先生が『大丈夫?』と声をかけてくださったんです。その一言に救われ、自分もいつか誰かの支えになりたいと思うようになりました」。

その後、英語教員を志したのは高校時代の留学経験がきっかけだ。 「異文化に触れ、自分とは異なる価値観が世界にあることを知りました。英語というツールがあれば、多様な文化をより深く学ぶことができます。教員として、その多様性の素晴らしさを生徒たちに伝えていきたいと考えたのです」。


早期の現場体験が、教員としての土台を作る
大学選びの決め手は、大阪成蹊大学の「現場主義」なカリキュラムだった。 「教育実習の前から何度も学校現場を経験できる点や、中学校だけでなく小学校や特別支援学校の免許も取得できる点に魅力を感じました」。 実際に早くから現場へ足を運び、大学で学んだ理論を実践。上手くいったことは自信に、いかなかったことは改善して次へつなげるという「学びの好循環」を実感できたという。

特に力を入れたのは「授業づくり」と「生徒理解」だ。 「今の英語教育は文法説明中心ではなく、体感的に学ぶスタイルへと変化しています。講義を通じて『こんな授業ならもっと英語を楽しく学べたはず』と感じることが多く、その気づきを自分の授業づくりに活かしています」。 また、3年次の「生徒・進路指導論」では、生徒の行動の背景にある理由を考える重要性を学び、実習での子どもたちへの向き合い方が大きく変わったという。


留学と周囲の支えで乗り越えた、採用試験
大学でのシンガポール留学も、彼女の視座を高める大きな力となった。 「高校時代は語学学習が中心でしたが、大学での留学はホームステイを通じて現地の生活様式や価値観に深く触れることができました。現地の学校見学では、日本とは異なる教育カリキュラムやクラス運営に触れ、教育のあり方を多角的に考えるきっかけになりました」。

▲留学中の様子

こうした経験を経て挑んだ教員採用試験では、大学の手厚いサポートが大きな支えとなった。 英語でのグループディスカッションや面接対策など、先生方との距離が近い本学ならではの環境を最大限に活用した。 「ゼミの先生には試験の苦手な部分から些細な悩みまで、何でも相談していました。また、ボランティアとして直接生徒と触れ合う機会が多かったことも、モチベーションの維持に繋がりました」。


一人ひとりが認め合える教室をめざして
入学当初は、数人の前で発表するだけで声が震えていたという木山さん。しかし、授業でのプレゼンに自主的に挑戦し続けた結果、今では自信を持って人前で話せるまでに成長した。

「自分に自信を持てずにいる生徒は少なくありません。そうした生徒たちが自信を持ち、互いの価値観を認め合えるようなクラスを作っていきたいです」。 経験と努力を重ね、生徒の心に寄り添える存在を目指して。彼女の新しい歩みが、今ここから始まる。


後輩たちへのアドバイス
「試験までの勉強時間は限られています。自分がどこに注力すべきか自己分析を徹底し、効率よく頑張ってください。勉強がつらくなったときは、なぜ自分が教員を目指したのか、その原点を思い出すことが大切です」。 「大阪成蹊大学は、学んだことをすぐに実践できる場が豊富にあります。教員を目指す高校生の皆さんは、ぜひ本学で夢を叶えてください」。



※在学生の表記は2025年12月取材時のものです。