OSAKA SEIKEI PRESS

研究 スポーツ

2023.08.15

メガスポーツイベントのイノベーション
~ラグビーワールドカップが生み出す新たな価値~

スポーツイノベーション研究所菅 文彦 / 田村 匡 / 東出 加奈子 / 青野 桃子

ラグビージャーナリスト村上 晃一

世界三大スポーツイベントと言えば、皆さんはどの大会を思い浮かべるでしょうか。オリンピック、サッカーワールドカップ、あと1つは…。2023年9月8日、ラグビーファンが待ち望む「ラグビーワールドカップ」がフランスにてついに開幕します。このメガスポーツイベントについて、大阪成蹊大学スポーツイノベーション研究所の専門家4名と、ラグビージャーナリストの村上 晃一氏が対談しました。日本列島を熱狂の渦に巻き込んだ2019年日本大会のレガシーにも触れながら、ラグビーワールドカップに隠された新たな価値~経済効果・スポンサー・ツーリズム・余暇・文化~について、さまざまな波及効果を紐解いていきます。


▲左から青野講師、田村教授、東出教授、菅教授、村上氏

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【参加者】
大阪成蹊大学スポーツイノベーション研究所
副所長 菅 文彦(経営学部 スポーツマネジメント学科 教授)
研究員 田村 匡(経営学部 スポーツマネジメント学科 教授)
研究員 東出 加奈子(国際観光学部 教授)
研究員 青野 桃子(経営学部 スポーツマネジメント学科 講師)
ラグビージャーナリスト 村上 晃一
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日本列島を熱狂させたラグビーワールドカップ2019

【村上】専門的なお話を伺う前に、皆さんが2019年のラグビーワールドカップ(RWC)をどのように見ていたかを聞かせてください。

【青野】私は2019年大会の時は関東に住んでいました。各地にファンゾーンが設置され、スタジアムに行かなくても、ラグビーが盛り上がっていることを印象付けるイベントが多かったです。

【田村】ラグビーワールドカップ2019日本大会のオフィシャルスポンサーである三菱地所さんが丸の内で盛り上げていましたね。私はボランティアで参加しました。東大阪市花園ラグビー場で道案内をし、てんしば(天王寺)のファンゾーンでもスタッフをしました。個人的にも神戸のファンゾーン(メリケンパーク)に家族で見に行きました。

【村上】なぜボランティアをしようと思ったのですか。

【田村】観客よりも大会に参加したかったのです。私は大阪国際女子マラソンなどさまざまなスポーツイベントでボランティアを経験しています。海外からのお客さんは花園ラグビー場の最寄り駅(東花園)から降りたところから盛り上がっていました。


▲田村教授(左)

【東出】私はラグビーについてはまったくの素人ですが、ひたすら走って頑張っている姿に感動しました。とりあえず、日本代表を応援していました。

【村上】菅先生はラグビー経験者ということで思い入れがあったのではないですか。

【菅】大会前から知人と花園ラグビー場での強化試合(対トンガ)を観戦しましたし、本大会では神戸でのスコットランド対サモアの試合に行きました。私は第1回のRWC(1987年)からずっと見ていますが、日本で見るRWCは特別でした。試合以外のファンゾーンの様子や、ボランティアの動きなどテレビで見るだけでは分からないことを感じることができました。日本のメディアの取り上げ方もこれまでとは量も質もまったく違いました。国内在住の方々の生の反応を知ることができたのも良かったです。


▲菅教授

専門分野から見たラグビー世界大会の価値

【村上】先生方の専門分野の視点からはどうでしたか。

【青野】オリンピックは一都市での開催ですが、RWCは日本各地で開催されました。そして、RWCの特徴は試合から試合までの間隔が長いことです。海外からいらっしゃる熱心なサポーターは長期滞在になり、東京、大阪、釜石(岩手県)など各地で観戦し観光しました。2019年大会の期間中はキャンピングカーのレンタルの数字が伸びたというデータもあります。一般の訪日外国人に比べてラグビー観戦を目的に来日した人のほうがお金を使ったというデータもあります。ラグビーファンに富裕層の方が多いということでもあり、ホスピタリティーシートなど試合観戦のときにも付加価値のついているシートがよく売れています。


▲青野講師

【村上】田村先生はスポーツイベント、スポンサー、経済波及効果などがご専門ですね。

【田村】RWCは、EYという会計事務所がスポンサーに入っていて報告書を出しています。日本大会の経済波及効果は、6464億円。スポーツ産業学会での報告では事業規模的にはRWCは600億円あまりです。オリンピックの事業規模は6000億円から7000億円ですから、それと比べると10分の1ほどです。とはいえ経済波及効果は大きい。私もボランティアをしながらいろいろな方と話してそれなりの効果を感じました。また、奈良京都では試合は行われませんでしたが、観光では多くの人が訪れました

【村上】東出先生はフランス文化がご専門ですが、どのように感じましたか。

【東出】あの大会以降、私の担当している外国史概説の授業で国籍の話をする際、ラグビーの選手の画像を紹介して説明をしており、なぜ日本代表に海外出身の選手が多いかという話しをします。これはラグビーならではの特色だと思います。グローバル化の一歩目のようにも感じました


▲東出教授

【菅】国代表チームの資格に国籍を問わないのはラグビー独特です。実際にはいろいろルールがありますが、基本的にはその国でプレーしている選手の代表というスタイルです。私はスポーツ経営学の専門家ですが、2019年大会の日本代表の活躍で何が一番良かったかといえば、ラグビー憲章の「品位、情熱、結束、規律、尊重」という5つの言葉や、ノーサイドの精神が広く知られたことでしょう。ラグビーファンは応援するチームが違っても隣同士で応援すること、試合後に選手が健闘を称えあい交流を深めること、そうしたラグビースピリットと振る舞いを選手も観客も見せてくれました。これは学校生活やビジネスの上でも共通する大事なことです。ワンチーム(ONE TEAM)という言葉も普遍化しました。これもレガシーと言えるかもしれません。

【青野】いまワンチームと聞けば、みんなで頑張ることだと感じる人が多いでしょう。でも、ラグビーに詳しくない人は、それが2019年のRWCで流行ったのだということを忘れているかもしれませんね。

【菅】普遍化、一般化とはそういうことなので、それでいいのだと思います。

【村上】今年はフランスでRWCが行われます。東出先生は、先ほど日本代表の国籍について触れられました。フランスの人は代表チームに国籍が違う選手がいることをどう思っているのですか。


▲村上氏

【東出】フランス代表に何人国籍の違う人がいるのか見た目には分かりません。白人もいる、旧植民地のアフリカ系の人もいる。フランスでは民族で国籍を判断しませんので、誰が外国人かを考えません。出生地主義なので、フランスで生まれればフランスの国籍を取ることができ、みんなフランス人なのです。日本は血統主義ですので、見方が異なるでしょう。国籍の取得規定が異なるのです。

【村上】フランスのラグビー人気は、実際に住んでいらっしゃった東出先生から見てどうですか。

【東出】フランスに長く住んでいましたが、ラグビーを見たことがありませんでした。サッカークラブのほうが各地域で圧倒的に多いです。ラグビーは限られた地域にしかなく、クラブ数も少ないです。ただ、ラグビーがフランスで広まったのは南フランスのトゥールーズという都市からです。トゥールーズはラグビーの首都と言われるくらいなので、南フランスにラグビーのチームが多いのでしょう。

フランスの大会でアサヒビールがスポンサー?

【村上】田村先生はフランス大会で興味を持っていることはありますか。

【田村】私はスポンサーに興味があります。2019年大会ではビールはハイネケンでしたが、2023年は日本のアサヒビールになったのが不思議でした。フランスでアサヒビールは売れるのでしょうか。

【東出】最近、フランス人はビールを飲む人が増えています。ここ数年、ワインが減ってビールの消費が増えていますので、アサヒビールは人気が出るのではないでしょうか。

【村上】フランスではスポーツ会場でアルコールを販売するのは禁止だそうですね。

【東出】基本的には禁止です。ただ、ここ数年、少しは良いのではないかという議論になっています。アサヒが入ったことで認可されるだろうと言われています。

【村上】田村先生、その他ありますか。

【田村】大会の収益のことでいえば、日本大会はワールドラグビー(世界のラグビーを統括する団体)にスポンサー料をすべて上納しないといけませんでした。オリンピックは組織委員会がスポンサー料も受け取れるので、さきほど説明した事業規模の6000億円の半分はスポンサー料です。だから、コロナ禍で開催された東京オリンピックは入場料収入が少なくても大きなダメージが少なかったのです。しかし、ラグビーはチケット料金が命なので、日本大会の組織委員会も苦労したと思います。フランスでは組織委員会がある程度受け取れるようになるようです。

【青野】チケットの売れ行きは良いようですよ。

【田村】いろいろなスポーツ大会を例にとれば、盛り上がるのは2カ月前からで、1カ月前から本当に盛り上がってくる。今までの経験上、それくらいです。日本もそうでした。

【青野】私が今大会で注目したいのは、日本でのパブリックビューイングです。時差の関係で難しい面もありますが、日本ラグビー協会が2019年の開催自治体と連携して実施したいと考えているようです。私も参加したいと思っています。2019年の楽しかった思い出は多くの人が共有しています。これを使わない手はないし、どうつながりを作って行くか期待しています。

※対談後の7月24日に秩父宮ラグビー場にて日本対チリ戦(9月10日午後8時キックオフ)のパブリックビューイングが決定された

【村上】フランスでは、2023年にRWC、2024年にオリンピック・パラリンピックと、日本と同じように続きます。

【東出】さきほど日本の経済効果の話がありました。私はどうしてもフランス側から見てしまうのですが、今回、RWCの開催都市を見ると上手くできていると感じました。2024年にパリでオリンピックがありますから、ラグビーはできるだけ地方都市で開催しています。

【田村】日本では2019年からの3年間をゴールデンスポーツイヤーズと呼び、2019年にラグビー、2020年にオリンピック・パラリンピック、2021年に関西ワールドマスターズゲームズがある予定でした。コロナ禍でうまくいきませんでしたが、それと同じようなことがフランスで行われるわけです。2023年にラグビー、2024年にオリンピック・パラリンピックがある。2025年のマスターズはフランスでは行われないことになりましたが。

【村上】続けるのは意図的なものなのでしょうか。

【青野】レガシーを残したいということもあって、ひとつ施設を作ったあと、次はこのイベントもと、つながっていくことはあると思います。フランスも翌年に世界陸上が予定されていますね。大規模なメガイベントが重なるのは今のトレンドかもしれません

どうすれば日本にラグビー文化は根付くのか

【村上】日本にはスポーツ文化がなかなか根付きません。

【菅】野球やサッカーのように根付いているものもありますが、ラグビーはルールが分かりづらく、寒い時期の試合が多い。見るスポーツとしての改善点は多いです。また、子供がラグビーを始めたくても受け皿が少ないですね。高校のラグビー部も減っています。RWCが盛り上がる一方で足元を見ると競技人口が減っている。このままいくと、モータースポーツとか格闘技のように、競技人口は少ないけど見る人は多いというスポーツになってしまうおそれがあります。

【東出】見るだけだと楽しめないと思いますね。特に日本人は熱しやすく冷めやすいですから、体験型にもっていくことが必要なのではないかと思います。その点で言うと、パリのオリンピックは参加型をうたっています

【村上】どのように参加するのですか。

【東出】マラソンは市民参加をうたっています。みんながスポーツに関わるライフスタイルにしようということを掲げているのです。私は1998年の長野オリンピックから通訳としてスポーツ大会に参加しています。アイスホッケーを見てすごくおもしろかったのですが、国内の試合を見るとスピードがまったく違っていました。観ることの楽しみだけを追い求めると定期的にビッグイベントを持って来ないといけなくなる。それは難しいですから体験型のものにしていかないといけないでしょう。


▲東出教授はこの日はじめてラグビーボールを体験。「ボールは意外と軽く、楕円球は難しいと実感!」(東出)

【村上】ラグビーのリーグワンの試合前には体験型のアトラクションもあります。

【青野】以前、うめきた広場でラグビー選手がトークショーをしたあとに、ラグビーを体験してもらうイベントも開催されていました。大阪はラグビーが盛んですし、一般の人がラグビーを目にし、体験できる可能性は高いと思います。さきほどパブリックビューイングの話をしましたが、そういう場所で試合前に体験型のイベントを組み合わせることはできるでしょう。


▲経営学部 スポーツマネジメント学科では2022年度から「スポーツビジネス体験」の講義にて花園近鉄ライナーズと連携し、学生が試合運営を体験している

【村上】社会にとってラグビーは価値のあるものだということを理解してもらうことも大切な気がします。

【菅】学校教育に入っていくのは教育的価値意義が不可欠です。小学校に広く取り入れられているタグラグビーも、ただ、プレーするのが面白いボールゲームではなく、スピリットを伝えるべきです。ワークショップなどやるのも良いでしょう。終わったら両チームが交流するという一連の流れを授業の中で体験できると良いですね。

【村上】ラグビーは試合が始まったらコーチの指示ではなく、選手が自分で考えて動くという面も強調したいところです。

【菅】そこは僕がラグビーを一番好きなところです。以前はコーチや保護者がひどい声を出すこともありました。

【田村】バレーボールの益子直美さんがやっている「監督が怒ってはいけない大会」という活動など、ここ5年ほどでスポーツ界も大きく変わってきました。

【青野】ルールを理解した上で自分たちの中でどう変えていこうかと考えるのは、第3期「スポーツ基本計画」のひとつ、スポーツを「つくる/はぐくむ」というところにもマッチしていますね。ラグビーのレフリーは審判するのではなく、プレーを促すという立場だと聞きました。そこもラグビーの魅力のひとつだと思います。

【村上】反則をさせないように事前に声をかけますし、反則を誘う行為は反則ですね。

【青野】卑怯なことはしないということですよね。ラグビー憲章にもつながる話だと思いますが意外に注目されていません。

【東出】私はバスケットボールをしていたのですが、相手の攻撃を止めるために反則することがあります。それをダメだというラグビーの考え方は良いと思いますし、もっと多くの人に伝えたいです

【菅】授業で板書して教えるのではなく、体験しながら覚えてほしいです。うちのゼミでやってみましょうか(笑)。


▲スポーツビジネス体験の様子

【村上】本来は自主、自律、リーダーシップということを体験するのがスポーツ教育の目的のはずです。

【菅】日本は富国強兵の時代にスポーツが入ってきたので、身体の鍛錬、頑健なる精神を養成するためにスポーツが奨励されました。

【青野】日本もずいぶん変わってきましたが、スポーツを楽しむというよりも、訓練が重視されてきたことが根強く残っています。


▲ボールひとつで心を通じ合わせ、夢中になれるのもラグビーの魅力の1つ

【村上】今年のフランス大会で日本代表が2019年と同じように強豪国に勝ち、決勝トーナメントに行ってくれるとさらにラグビーの人気が定着するのですが、高い壁があります。

【菅】難しいとは思いますよ。今回はアウェイですしね。サッカーの日本代表だって、決勝トーナメントに行けることもあれば行けない大会もあった。そうした経験をしながら地に足をつけて普及育成を進めています。ラグビーも浮かれてばかりではいけません。あっ、これ、負けたときの予防線を張っているわけではありませんよ(笑)。

RWCは20チームが参加。5チームずつ4プールに分かれて総当たり戦の一次リーグを行い、各プールの2位までが決勝トーナメントに進出する。この座談会時の日本代表の世界ランキングは10位。同じプールDの対戦相手はチリ(22位)、イングランド(6位)、サモア(12位)、アルゼンチン(8位)だ。初戦は、9月10日、日本時間の午後8時からチリと対戦する。ぜひ、ご注目を。(文:村上晃一)

PROFILE

■村上 晃一(むらかみ こういち)
1965年京都市生まれ。ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
1987年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は1998年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。
著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

■菅 文彦(かん ふみひこ)
ドイツ生まれ。早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 博士課程修了。博士(スポーツ科学)。ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)。
専門はスポーツ経営論、スポーツ施設マネジメント、スポーツと地域活性化。スポーツクラブが地域に及ぼす経済社会的効果や、スポーツ実施・観戦による住民の心理的効果の検証を行う。経済産業省・スポーツ庁「多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ選定」審査委員などを務める。

■田村 匡(たむら ただし)
東京大学 工学部 都市工学科都市計画コース 卒業。神戸大学修了 大学院経営学研究科 博士課程前期課程修了。修士(経営学)。
建設省・国土庁(現国土交通省)にてまちづくり・土地政策を担当。その後電通にて25年勤務し、関西の大規模プロジェクト、世界陸上大阪大会、スポーツコミッション関西等を担当。2014年より本学教員となる。メガスポーツイベントにおけるスポンサーや経済波及効果など、スポーツ都市戦略、地域活性化、マーケティングを専門とする。特にワールドマスターズゲームズでは自身も大会に参加しながら研究を進めている。

■東出 加奈子(ひがしで かなこ)
奈良女子大学大学院 人間文化研究科 比較文化学専攻 博士後期課程修了。博士(文学)。
大阪外国語大学フランス語科、同大学院博士前期課程、フランス留学のなかでフランス近現代史を専門として研究を進める。都市銀行での勤務時代においては、実業団バスケットボール選手としての経験をもつ。1998年の長野オリンピック以来、さまざまな国際スポーツ大会でフランス語通訳として参加。2023年RWCフランス大会、2024年パリオリンピックとメガスポーツが続くなか、スポーツイベントと都市計画の関係にも着目している。

■青野 桃子(あおの ももこ)
一橋大学大学院 社会学研究科 総合社会科学専攻 博士課程単位修得退学。修士(社会学)。
スポーツ社会学、レジャースタディーズ、スポーツツーリズムを専門とし、余暇や自由時間におけるスポーツについて研究を行っている。著書の「スポーツとまちづくりのイノベーション」 では、ウォーカブルシティ(歩きたくなるまちづくり)に着目し、生活空間で行われる日常的な視点でのスポーツについて分析をしている。