データサイエンス学部 教員紹介データサイエンス学部 教員紹介

データサイエンス学部 教員紹介

大阪成蹊大学は西日本の私立大学で初のデータサイエンス学部を新設しました。プロのデータサイエンティストを本気でめざすため、現場の第一線で活躍中の教員陣が、豊富なカリキュラムと最新設備のもとで指導します。

吉川正俊教授 Masatoshi Yoshikawa

学部長|元 京都大学情報学研究科・教授

最終学位
京都大学大学院工学研究科情報工学専攻博士後期課程修了 工学博士
経歴
名古屋大学等を経て,2006年より京都大学情報学研究科.情報処理学会フェロー,電子情報通信学会フェロー,日本データベース学会理事,ACM (Association for Computing Machinery) 会員,日本学術会議連携会員
専門分野・ゼミ・研究テーマ
データベース・プライバシー保護技術
研究紹介
専門はデータベース.最近は,パーソナルデータのプライバシー保護や市場化について研究している.各個人の購買履歴,移動履歴などのデータは資産であり価値は高いが,それを収集利用し社会に役立てるためにはプライバシー保護が必要になる.データの種類と各個人の希望に応じてプライバシー保護と活用の最適なバランスを取るための技術や,音声データ・機械学習などのためのプライバシー保護手法,経済原理に基づくパーソナルデータの市場化などの研究開発を行っている.著書に「データベースの基礎」(オーム社,2019年,単著)がある.

原 良憲教授 Masatoshi Yoshikawa

副学部長

最終学位
京都大学博士(情報学)
経歴
日本電気株式会社、スタンフォード大学客員研究員、NEC北米研究所(シリコンバレー) Department Head、NEC関西研究所統括、京都大学経営管理大学院 教授を経て、2024年4月より現職。 京都大学名誉教授、情報処理学会、電子情報通信学会、サービス学会、組織学会、Association for Computing Machinery
専門分野・ゼミ・研究テーマ
イノベーション・マネジメント、IT経営、サービス経営

【researchmap】 https://researchmap.jp/gsm

小山田耕二教授 Koji Koyamada

学科長|元 京都大学学術情報メディアセンター・教授

最終学位
京都大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了 工学博士(論文博士)
経歴
日本IBM(株)、岩手県立大学、京都大学大型計算機センター、同大国際高等教育院等を経て、2003年より京都大学学術情報メディアセンター.可視化情報学会名誉会員,日本シミュレーション学会理事,日本学術会議会員
専門分野・ゼミ・研究テーマ
可視化情報学・物理ベース学習
研究紹介
専門は、大規模データ可視化技術、最近は、物理情報に基づくニューラルネットワークを使った偏微分方程式の導出・求解についての研究を行っている。また、ニューラルネットワークの性能を向上させるハイパーパラメータの最適化のために、情報可視化技術の利活用を考えている。子育て支援AI開発のプロジェクトを通して、ウェルビーングにおける可視化の役割についても関心をもつ。著書に「粒子ボリュームレンダリング- 理論とプログラミング -」「研究ベース学習」「Excelで学ぶコンピュータグラフィックス技術入門」(コロナ社,2010年,共著)がある.

上阪 彩香講師 Ayaka Uesaka

元 大阪大学 数理・データ科学教育研究センター 特任助教

最終学位
同志社大学大学院文化情報学研究科博士後期課程修了 博士(文化情報学)
経歴
同志社大学研究開発推進機構、大阪大学データビリティフロンティア機構、大阪大学数理・データ科学教育研究センターを経て,2022年より大阪成蹊大学。情報処理学会、日本行動計量学会、Japanese Association for Digital Humanities会員。
専門分野・ゼミ・研究テーマ
応用統計学、デジタルヒューマニティーズ
研究紹介
専門は応用統計学、デジタルヒューマニティーズ。主に人文社会系データを対象にデータサイエンスの手法を用いた研究を行っている。テキストマイニングによる文書の著者判別、絵画作品の特徴抽出、質問紙調査のデータ解析等の研究に従事している。著書に「文学と言語コーパスのマイニング」(岩波出版、2021、共著)、「データサイエンス教程応用」(学術図書出版社、2021、共著)等がある。

【researchmap】 https://researchmap.jp/_26

笠原秀一教授 Hidekazu Kasahara

元 京都大学 学術情報メディアセンター 特定講師

最終学位
京都大学情報学研究科博士課程修了 博士(情報学)
経歴
ウィルコム等通信キャリアで経営企画,新規事業開発に従事後,研究者に転身.京都大学を経て2022年より大阪成蹊大学.
情報処理学会,電気情報通信学会,人工知能学会,観光情報学会会員.
専門分野・ゼミ・研究テーマ
観光情報学、パターン認識
研究紹介
専門は知能情報学,パターン認識で,衛星データからの海洋情報の解析,観光旅行者の行動モデル化,センサデータからの行動推定などを主な研究分野とする.経営分野における知見を活かし,旅行代理店や自治体,公益団体と連携した技術の社会実装活動や,大学発ベンチャー設立でも実績がある.

鎌原 淳三教授 Junzo Kamahara

元 神戸大学 海事科学研究科 准教授

最終学位
大阪大学基礎工学研究科物理学専攻情報工学分野博士課程・博士(工学)
経歴
神戸商船大学(合併により神戸大学)を経て2023年より大阪成蹊大学着任予定。米ミネソタ大学在外研究員、大阪大学サイバーメディアセンター招へい助教授を兼任。
情報処理学会、電子情報通信学会、IEEE等各学会会員
専門分野・ゼミ・研究テーマ
マルチメディア・情報推薦・インターネットアプリケーション
研究紹介
専門はインターネットとマルチメディアデータベース・画像処理を用いたアプリケーションで、位置情報を用いた類似画像の検索やSNSを用いた情報推薦、仮想化基盤を用いたウェブアプリケーション開発など新しい技術を積極的に取り入れて幅広い応用研究を手がけている。共同発明者としてSNSをベースとした推薦技術の特許や視線計測技術の特許がある。著書に「新ブロードバンド教科書(上)」(IDGジャパン、共著[5章P2P担当])がある。

上岡修平准教授 Shuhei Kamioka

元 京都大学 情報学研究科 助教

最終学位
京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻博士後期課程修了 博士(情報学)
経歴
京都大学情報学研究科を経て,2023年より大阪成蹊大学に着任.日本数学会,日本応用数理学会会員.
専門分野・ゼミ・研究テーマ
離散数学,アルゴリズム
研究紹介
専門は離散数学,組合せ数学.順列・組合せに代表される組合せ論的オブジェクトについての基礎研究,特に,数え上げ,確率の計算,オブジェクトのランダム生成等に役立つような,きれいな公式やアルゴリズムをつくる研究を行っている.直交多項式,特殊関数,,連分数,可積分系など別の数学分野の諸問題について,離散数学・アルゴリズムの言葉で噛み砕いて理解し応用する研究も行っている.

佐々木 博史准教授 Hiroshi Sasaki

元 京都大学医学部附属病院 特定准教授

最終学位
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了 博士(工学)
経歴
海外招聘研究員,21世紀COE研究員,神戸大学,京都大学医学部附属病院を経て,2023年より大阪成蹊大学に着任.日本バーチャルリアリティ学会,ヒューマンインタフェース学会,日本医療・病院管理学会会員
専門分野・ゼミ・研究テーマ
ヒューマンコンピュータインタラクション,複合現実感技術応用,ウェアラブル・ユビキタスコンピューティング
研究紹介
ヒューマンコンピュータインタラクションに関する研究をコアとして,複合現実感技術応用,ウェアラブル・ユビキタスコンピューティング分野の研究に取り組んでいます.
ありとあらゆる人とモノと情報がネットワークを介して繋がった世界。人とコンピューティングによる革新の先にある世界を見てみたいと思い研究しています.

新庄 雅斗講師 Masato Shinjo

元 同志社大学 理工学部 助教

最終学位
京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻 博士(情報学)
経歴
日本学術振興会特別研究員(PD)、同志社大学を経て、2023年度より大阪成蹊大学。日本応用数理学会、情報処理学会、日本沿岸域学会会員。
専門分野・ゼミ・研究テーマ
応用数学・数値計算
研究紹介
専門は数値計算を利用した応用数学。よい数理に基づく高精度な数値計算アルゴリズムの定式化や様々な地域情報を処理する多様なアプリケーション構築への応用に取り組む。最近では、自治体などと連携して、住民アンケートのデータ分析や海水浴場ごとの類似度解析などを利用した地域の活性化事業にも携わっている。

杉山 一成教授 Kazunari Sugiyama

元 京都大学 情報学研究科 特定准教授

最終学位
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了・博士(工学)
経歴
奈良先端科学技術大学院大学博士後期課程修了後、民間企業勤務、東京工業大学 研究員、シンガポール国立大学 研究員(うち、5か月間、ペンシルバニア州立大学 訪問研究員)を経て、現在、京都大学 情報学研究科 特定准教授。放送大学数理・データサイエンス・AI応用基礎講座 客員准教授 兼任。情報処理学会、日本データベース学会、ACM (Association for Computing Machinery) 会員。
専門分野・ゼミ・研究テーマ
情報検索 自然言語処理 電子図書館
研究紹介
情報検索、自然言語処理、電子図書館分野の研究、特に、推薦システム、ユーザ生成コンテンツの解析(ソーシャルメディア上における有用な情報の同定、フェイクニュース・誤情報の検出など)に関する研究に従事。同分野において発表した国際会議論文において、2件の Best Paper Award の受賞歴、また、同分野における国際会議論文の査読者として、3件の Outstanding Reviewer の表彰歴を有する。

關戸啓人准教授 Hiroto Sekido

元 京都大学 国際高等教育院 特定講師

最終学位
京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻博士後期課程修了 博士(情報学)
経歴
京都大学大学院情報学研究科、京都大学国際高等教育院を経て,2022年より大阪成蹊大学.日本応用数理学会,日本数学会会員.
専門分野・ゼミ・研究テーマ
実験計画法,最適計画,離散可積分系
研究紹介
専門は応用数学,統計数学で,主にデータの集め方を考える分野である実験計画法における最適計画について研究を行っている.最適計画に関する問題は,数学的に豊富な問題を含んでおり,難しい部分もあるが,他分野と密接にかかわることも多い.例えば,従来はあまり接点が論じられていなかった最適計画と離散可積分系との関係を見出し,最適計画の理論面の考察や計算アルゴリズムの開発などを行っている.

中村 佳正教授 Yoshimasa Nakamura

元 京都大学大学院 情報学研究科 研究科長

最終学位
京都大学大学院工学研究科数理工学専攻博士課程修了 工学博士
経歴
大阪大学、京都大学等を経て、2021年より大阪成蹊大学。
京都大学名誉教授、日本応用数理学会フェロー、日本数学会、情報処理学会会員、日本学術会議連携会員
専門分野・ゼミ・研究テーマ
応用数学・計算数学
研究紹介
専門は応用数学、とりわけ、可積分系や計算数学。データ行列の新しい特異値分解計算法を開発し、ライブラリ公開している。可積分系は行列の因数分解で解くことができるが、可積分系の時間発展を使って高速・高精度に因数分解を計算するという逆転の発想で、国際特許3件,国内特許4件。著書に「可積分系の機能数理」(共立出版、2006年、単著)、「可積分系の数理」(朝倉書店、2018、共著)等がある。

【researchmap】 https://researchmap.jp/8353

夏川 浩明准教授 Hiroaki Natsukawa

元 京都大学 学術情報メディアセンター 特定講師

最終学位
京都大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了 博士(工学)
経歴
京都大学工学研究科/学術情報メディアセンター、UC San Diego(在外研究)等を経て、2022年より大阪成蹊大学。
IEEE 米国電気電子学会会員,情報処理学会会員,可視化情報学会会員
専門分野・ゼミ・研究テーマ
データ可視化・生体計測
研究紹介
専門はデータ可視化、ビジュアル分析や生体計測。自然科学から人文科学に至るまで、多種多様なデータやビッグデータの理解を支援する情報可視化の研究を深め、データ駆動型科学の推進をしている。また生体計測による可視化手法の評価や再設計などにも取り組み、見ることを介したヒトとコンピューティングのあり方を日々研究している。

【researchmap】 https://researchmap.jp/natsuhiro/

【個人WEBサイト】 https://natsukawa-lab.jp/

廣江 葵助教 Mamoru Hiroe

元 神戸大学 医学研究科 学術研究員
  関西学院大学 理系学部 研究員

最終学位
神戸大学大学院海事科学研究科博士課程後期課程修了 博士(工学)
経歴
2022年3月博士修了後2022年4月より神戸大学大学院医学研究科教育研究補佐員、関西学院大学理系学部研究員、同年5月より神戸大学医学研究科学術研究員。2023年4月より大阪成蹊大学着任。
IEEE 米国電気電子学会会員、ヒューマンインタフェース学会会員。
専門分野・ゼミ・研究テーマ
ヒューマンインタフェース・画像処理
研究紹介
専門はヒューマンインタフェースと画像処理で、特に視線計測装置の開発及び視線データの分析を行なっています。視線計測装置のキャリブレーションの自動化、視線データを使った技能伝承の研究に取り組んでいます。また、医療データを対象としたビッグデータ分析にも取り組んでおり、その他、コンピュータビジョンや認知心理学分野の研究も行なっております。

山西輝也教授 Teruya Yamanishi

元 福井工業大学 環境情報学部経営情報学科 教授

最終学位
神戸大学大学院自然科学研究科後期博士課程・博士(学術)
経歴
大阪大学COE研究員/協同研究員、福井工業大学等を経て、2022年より大阪成蹊大学。
情報処理学会会員、計測自動制御学会会員、日本物理学会会員。
専門分野・ゼミ・研究テーマ
生体情報学・非線形解析・情報教育学
研究紹介
専門は生体データの解析で、生体信号を非線形現象としてとらえ現象を支配するメカニズムの解明を試みている。特に非線形で複雑ネットワークでもある脳情報からの特徴抽出を行っている。共同発明者として脳波から脳疾患や神経症の重軽度の定量的な解析手法の特許がある。近年では情報教育における学習や認知、行動と脳の賦活についても研究テーマとしている。

山本 詩子准教授 Utako Yamamoto

元 京都大学 大学院情報学研究科・日本学術振興会 特別研究員 RPD

最終学位
京都大学 大学院工学研究科 電気工学専攻 博士課程修了 博士(工学)
経歴
京都大学大学院在学中にジョンズホプキンス大学留学。同志社大学生命医科学部、京都大学情報学研究科を経て、2023年より大阪成蹊大学着任。
日本磁気共鳴医学会代議員、日本生体医工学会、電子情報通信学会、IEEE会員。
専門分野・ゼミ・研究テーマ
メディカルデータサイエンス
研究紹介
MRIなどの医用画像を主軸に、様々な医用データに機械学習・最適化を応用する研究を行う。医用画像解析、脳神経線維追跡、臓器の3次元メッシュデータの変形推定、脳MRI画像の見た目変換、生体内の代謝動態の可視化、心臓MRIの撮像シーケンス最適化など。見えなかったものをデータサイエンスの力で見えるように。医用データを駆使して医療現場に真に役立つ問題解決策を日々模索している。

劉継紅教授 Liu Jihong

元 ダイキン工業株式会社

最終学位
九州大学大学院工学研究科応用力学専攻博士課程修了 博士(工学)
経歴
大手企業在籍、2023年より大阪成蹊大学に着任
日本機械学会会員
CAE懇話会会員
専門分野・ゼミ・研究テーマ
計算工学、CAE(Computer Aided Engineering; 計算機援用工学)
研究紹介
専門はCAEシミュレーション技術の研究と製品開発への展開。特に非線形大変形シミュレーション技術に注力し、多くの成果が製品に搭載され世の中の役に立っている。またCAEシミュレーション結果と機械学習によるデータ駆動型のCAEサロゲートモデルの構築に関する研究も手がけている。特許出願52件。著書に「高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策」(技術情報協会、2021、共著[第7章])、「Advances in Computational Methods and Technologies in Aeronautics and Industry」(Springer, 2022、共著[第18章])等がある。